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カテゴリ:キナバル山( 5 )

4095m あの大岩壁の山へ その①

キナバル山を知ったのはもうずいぶん前のこと。登山家の岩崎元郎さんと南らんぼうさんが一緒にキナバル山に登ったことをTVで聞きました。下りがすごく長く、足ががくがくになったとか。その時に山についてちょっと調べたことがありました。小屋の名前が面白いなあ・・・ 標高差があって大変そう・・・ 暑いだろうなあ・・・ と思ったものでした。

その後、世界百名山でも何度か見ました。プラントハンターのイギリス人のヒュー・ローが苦労して初登頂したとか。それで山頂を ローズピークと言うのだとか。それまではバラの山頂?と思っていましたけどね。笑

近頃の世界百名山では、一般道ではなくヴァフェラータ(鉄の道)を通って山頂へ行く様子が紹介されていました。面白そう・・・ だけど怖いかなあ・・・

さて、キナバル山はどこにあるのでしょう? マレーシアという国にあるとか・・・ マレーシアねえ。それにボルネオ島にあるとか・・・ ボルネオねえ。この二つで位置がはっきり分かる方は地理が得意な方かも~ 地図で見るとこんな所です。
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三角のマークがキナバル山。でもマレーシアの首都はマレー半島にあるクアラルンプール(赤い線を引いている所)。つまり、マレー半島とキナバル山のあるボルネオ島北部がマレーシアなんですねえ。ボルネオ島はインドネシア・ブルネイ・マレーシアに分かれているようです。

さて、いろいろ見たりしているうちに、私でも登れるかもしれない? と思うようになりました。技術はたいしたとこないようです。体力はかなりいるかなあ・・・ それに何より心配なのは高度です。何しろ歩いて登ったのは富士山の3776mが最高なんですから。

そしてもう一つ誘うもの・・・ それはヴァフェラータでした。挑戦してみたいなあ と強く思うようになりました。それで、ヴァフェラータもやれるツアーを探し出し、参加することにしました。

続く
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by yamanosoyokaze | 2012-07-21 10:09 | キナバル山
4095m あの大岩壁の山へ その②

キナバル山へ行こうと決めてからも、特別な訓練はしませんでした。高度順化などのため富士山に登ったりしたらいいのでしょうが、そこまでの時間も費用もありません。高度に弱いと思うので山頂まで行けるかどうかは不明です。でもまあ行けるところまでがんばりま~す。

日程(現地時間は日本より1時間遅れ)}

7月12日 関西国際空港11:00=6時間=クアラルンンプール16:40
       クアラルンプール17:45=2時間30分=コタキナバル20:20
7月13日 コタキナバル=車 2時間=公園管理事務所=車=パワーステーション
       パワーステーション1866m・・・ペンダント小屋泊3280m 
       行動時間約6時間 標高差+1414m
7月14日 ペンダント小屋3280m・・・サヤッサヤッ小屋3668m・・・キナバル山ローズピーク4095m・・・
       サヤッサヤッ小屋・・・ヴィアフェラータ・・・ペンダント小屋・・・パワーステーション1866m
       パワーステーション=公園管理事務所=コタキナバル泊
       行動時間12時間30分 標高差+815m -2229m
7月15日 コタキナバル18:50=クアラルンプール21:15
       クアラルンプール23:45=機中泊
7月16日 関西国際空港7:15 

ヴィアフェラータがないキナバル登山ツアーはたくさんあり、十数人のツアーが多いようです。しかし、ちょっと冒険のあるこのツアーは日本から5名のメンバーと日本人ガイド一人で6人です。これはラッキーでしょう。笑

九州から参加の女性3名は東京から参加の3人とクアラルンプールで合流予定ですが、自力でクアラルンプールで国際線からの国内線に乗り換えなければなりません・・・ 言葉もままならない3人ですからねえ・・・ これが登山より何より一番心配。

関西国際空港でツアー会社の方の見送りを受けいよいよ出発です。6時間の長いフライトはうんざりです。年々歳々じっと座って居なければならない状況に弱くなるようです。そうして、数度の機内食。ワインがただなので、貧乏人の性・・・ 実力も考えずついつい飲んで、気分は悪くなるし・・・ 自業自得かあ・・・

さて、無事にクアラルンプール国際空港着。ツアー会社の案内プリントに従って国内線に移動ですが、その前に乗り換えの入国手続きをしなけれななりません。プリント通りに進みます。日本語表示もありますが・・・ 流れに沿って行けばいいんじゃない・・・ と進んで、入国手続きの場所までやってきましたが・・・ なんか変・・・ ここでいいの? プリントではここら辺なんですけどねえ・・・ 間違って空港の外へ出ちゃうと大変なことになります。気がつくと、同じように国内線に乗り換えようとする迷子の日本人が多数。笑 こうなったら女は度胸!! 知っている限りの英語を駆使してやっと乗り換え入国ゲートに到着。やれやれ~ だいたいツアー会社がくれた案内図がおかしかったのです!怒 冷や汗ものでした。

こんな素敵なアテンダントさんとちょびっと交流。きれい!エレガント!
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ステキ~ と言っていたら、こういうことになりました~笑
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関西からのガイドさん御一行様も国内線搭乗のちょっと前に到着されました。やれやれ~これからは気が楽です。飛行機の中からヤシの広大な畑を見たり、コタキナバル間の真っ暗な中にぽつんぽつんと光がある見たり・・・ 遠くに来たことを実感するのでした。

コタキナバルで現地ツアーガイドの日本人のNさんがお出迎えしてくれました。そしてホテルへ。すでに夜~ 明日の準備をせっせとやりますが、なかなかはかどらず・・・ 12時近くに就寝。
続く
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by yamanosoyokaze | 2012-07-21 09:56 | キナバル山
4095m あの大岩壁の山へ その③

さて、ホテルで一夜を過ごし、朝食の豪華なバイキングをいただき、いよいよ出発です。コタキナバルからキナバル公園までは車で2時間あまり。しばしのドライブです。マレーシアはよく整備され清潔な感じの国です。整備する時にお手本にしたのはなんと日本なんだそうです。国民性もあるかもしれませんが、同じ東南アジアでも違うんですねえ~ 運転も穏やか~ クラクションの音もしません。

途中からキナバル山が見えてきました。
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途中の展望台からは~ すごい!
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あの岩山へ登るんだ! 高いなあ・・・ 登れるかなあ・・・
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ようやくキナバルの公園管理事務所に着きました。
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ここで入山手続きをします。これにはパスポートが必要です。キナバルでは入山するには必ず申請が必要で、現地ガイド&ポーターを伴わなければなりません。私たちのツアーでは荷物は一人5kgまで預けることができます。私は山小屋での着替えなど3kgを預けました。5kgを超過すると料金を取られます。私たちのグループの人は3~4kgを預けていました。それで、荷物が少なかったのでポーターはつかず、現地ガイドのロウディーさんが担いで登ることになりました。つまり、20kgぐらいを担いで登るのですねえ・・・ 足元は・・・ ポーターの人はほとんどスリッパのようなものを履いています。それに女性もたくさん。高校生ぐらいの子もたくさん。
これが許可書。
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これを首からさげていなければなりません。裏はこんな風になっていて、グループ番号や名前、ヴィアフェラータに参加するかなど、すぐにわかるようになっているようです。入下山ゲートを通るのも、小屋に入るにも、食事をするにも、ヴィアフェラータに参加するにもこれが必要です。
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公園事務所からさらに車で進み、ティンポホンゲートで許可書を見せていよいよ出発です。
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ルート図です。今日はティンポホンゲートからペンダント小屋まで歩きます。
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そうそう、私たちの日本人ガイドは大蔵さんと言いますが、有名なかただったんですねえ。現在はマッキンリーに23回?か登頂されているそうで、毎年研究にかよっているそうです。
その方を後ろから見ながら歩きました。ゆっくりゆっくり、決して急がず・・・ 聞くと、エベレストでもどこでも歩きは変わらないそうです。
登山道はよく整備されており迷うようなことはありません。歩き出しは1866mですから、まだ息も楽です。道には二本で見るインパチェスやサンパチェスのような花がたくさん咲いています。
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しかし、周りはジャングル。でも心配していた虫はいません。
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足の長い人用の階段をよっこらしょ。
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総じて急登りが6時間延々と続くと考えたらいいです。笑 でも途中には7カ所ぐらい休憩所があります。
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ゴミ捨て場も水洗お手洗いも!
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いろいろ花も咲いています。名前はさっぱりわからないけどね。
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これはシャクナゲだとロウディさんは言います。ピンクもありました。
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まわりはうっそうとしています。藪こぎなんてここでは遭難の言葉に変わりそうです。
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これはまた絵にかいたような、毒々しいぜんまい。
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お天気はと言うと、毎日雨が降るようです。海に近いために雲が沸きやすく、特にお昼からは雨が降ってきます。で、降るとキナバルスタイル。
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これは日本でもお庭でよく見るなあ・・・
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は~ これはきれい。
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葉っぱも面白いよ~
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これもまたかわいい。
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でも、ここに来たらぜひ見てみたいものがありました。それはウツボカズラ。世界最大の大きさだそうです。どこにあるかもまったく分からないし・・・ でも念ずれば通ず でっす!
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それも山盛り!
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花に癒されてはいますが、呼吸はだんだん苦しくなってきました。酸素が足りない!でも大蔵さんが言うには、高度の割には酸素が多いのだそうです。それは森林限界がずっと上で緑が多いからだって。息を吐くことに気を付けながら更にゆっくり登り。
花はたっぷり。
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きれいですよ。
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ナツツバキみたいな花もあります。
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しかし、写真を撮るのもきつい。しゃがみ込む、写真を撮る、立ち上がる・・・ これがねえ。写真を撮るときは息を止めるもので酸欠になる~ぅ。
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たくさんあるのですが、みなさん花を見てももう反応しなくなりつつあります。笑
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あー うんー あるねー です。
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大きく深呼吸しながらジャングルを歩きます。
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休憩所ではリスさんが餌をねだりにやってきます。
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お~!ラバンラタレストハウスが見えてきました。後ろは大岩壁です。
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ここから30mぐらい上の小屋が今宵の宿泊所、ペンダント小屋です。そこへ続く天国への階段が地獄の登り。一歩一歩が辛い。ようよう小屋へ到着し、すぐに明日のヴィアフェラータの講習会です。これを受けないと参加することはできません。
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明日はあの岩壁のどこかを歩くことになります。
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夕食はラバンラタレストハウスでバイキング。お食事はそう辛くもなく、ニンニクが気にならなければ食べやすいと思います。
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外を見ると美しい夕焼け。
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またもや重い足を運び、ペンダント小屋にもどりました。そして足を踏み外しそうな階段を登り、2階の二段ベッドの貸切の6人部屋へ。夜中の激しい雨音に何度も目を覚ましながら、うつらうつらと眠るのでした。
続く



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by yamanosoyokaze | 2012-07-18 11:32 | キナバル山
4095m あの大岩壁の山へ その④

夜中にトタンをたたく激しい雨音に何度も目をさましました。今日はいよいよ山頂を目指しますが、大丈夫かな・・・ でもあまり不安はありませんでした。きっと雨は止むはず そんな気がしていたからです。

午前1時30分起床。すぐに軽い朝食?を摂ります。軽いとは言いながら、コーヒーと薄いトースト2枚。笑 これはいつもより多いかも。

3時ごろヘッドランプを点けて真っ暗中スタートです。雨具を着けていますが、出発のころは雨は止んでいました。やっぱりね~ 

さて、どうしてこんなに早いスタートかというと、ヴィア・フェラータに参加するには、登り下りの通過点であるサヤッサヤッ小屋に8時までに下山してこないと参加できないからです。何でこんなに早く締め切るのだろうと思いましたが、それはここの気象に関係しているようです。遅い時間になると必ずと言っていいほど雨が降るようですので、濡れると危険度が増します。実際雨が降ると中止なんです。

先頭を歩くロウディさんの後を着いていきます。真っ暗なのでやっぱり現地ガイドが居ると安心ですねえ。とは言っても、ヘッドランプの光が点々と続いていますので、迷うわないとは思いますが。続いているとはいえ、富士山のように光の帯というわけではありません。入山規制がされているので、一日に登れる数には限りがあります。途中の小屋に宿泊できる人数は160名ぐらいなので、たぶんその程度の入山数かと思います。

どこをどう歩いているのかよくわかりませんが・・・
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ロープを使って登るようなところもありました。見えないから平気で登りましたが、昨日の説明ではデンジャラスと言われていた場所も通過。それに急こう配の登りです。ロウディさんの歩きは素晴らしく、一歩一歩確実に歩を進めます。
途中チエックポイントのサヤッサヤッ小屋を通過。ここも認可書を見せなければ通過することはできません。
少し明けてくると雄大な景色が見えてきました。尖っているのはサウスピークのようです。
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すごいなあ・・・
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ここかな~ と思って花崗岩の岩場を登っても、ずっと向こうの高い所に目指すロウズピークはあります。酸素が薄くなり、一歩一歩ゆっくりしか歩けません。でも体調はわるくありませんのでがんばれそうです。そして最後の岩場の登り。
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そしてついに山頂に立ちました。万歳! 感無量。
一緒に写っているのは日本人ガイドの大倉さんと一緒に登ったEさん。
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狭い山頂です。片側は千尋の谷。多くのクライマーがチャレンジする場所でもあるようです。
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現地ガイドのロウディさんありがとう。
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思えば遠くに来たもんだ~ よく登ったなあ。
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ところで・・・ このお方・・・ 見たことありませんか~???
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そう!あの戦場カメラマンのあの方・・・ でしょう! と思いましたが、現地語を話していましたので、ガイドさん。笑 ちなみに、聞こえるか聞こえないかの声で「カメラマンさ~ん」と呼びかけてみましたが、無反応。爆笑 どっちにしても名前は知らないしねえ。
右の大きなピークはセント・ジョンズ・ピーク。こんなふうな岩山がたくさんあります。
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広大な花崗岩の岩山。そのてっぺんにいる・・・ 思い続ければまだいろんなことができるかも・・・ そんな思いにさせてくれました。
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まだまだ時間には余裕がありますが、ヴィァ・フェラータに参加するためにサヤッサヤッ小屋まで下ります。サウス・ピークを後ろにしたこの場所は、よく写真に出てくるところ。
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特徴的なドンキー・イヤーの岩峰。嬉しさがはじけます。
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広大なスラブを下っていきます。
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登りでは暗くてよくわからなかった場所。けっこうなものでございます。現地ガイドさんたちが盛んに「ロープを持って!」と叫んでいます。
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見た目よりたいしたことはありませんけど、転げたらどこまでも~
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サヤッサヤッ小屋までもどり、認可書を見せ、ヴィア・フェラータに参加を認可してもらいました。
そうそう。ヴィア・フェラータとはなんぞや・・・ ですよねえ。
「ヴィア・フェラータ(イタリア語で鉄の道)は、岩肌を囲むように打ち込まれた、一連のケーブル、レールと横木による登山道を指します。ヴィア・フェラータは登山家やロック・クライマーにしか到達できない、景観豊かな山岳部分へのアクセスを可能にし、通常の登山では味わえない達成感、興奮そして美しい景観を与えてくれます。
現在、イタリア、ドイツ、オーストリア、スロバキア、スイスそしてスペインを中心に、世界に300以上のヴィア・フェラータルートが存在していますが、キナバル山のヴィア・フェラータはアジアで最初に作られ、世界で最も標高の高い位置に作られたルートです。」

私たちは初心者用のルートをたどります。山頂まで行くルートもあるけど、けっこう大変らしい。初心者用も2~4時間かかるそうです。一般登山道は青 初心者ルートは黄色 ベテランルートはオレンジ 赤は・・・ ちょっとアクシデントがあり、私たちは赤のルートをたどることになるのですが・・・
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小屋に用意してある装備を装着。こんな姿になりました~ ヘルメット ハーネス カラビナ2個・・・
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5人で1チームで、先頭と後ろにヴィア・フェラータ専用のガイドがつきます。
ここはまだ一般登山道。けっこうな場所でした。登った時はさっぱりわからなかったけどね。
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こんな所を登ってきたんだねえ。
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事故も時々起きているようで、ガイドさんがしきりに注意を促します。
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さあて~ 一般登山道と分かれていよいよヴィア・フェラータの始まりです。昨日練習したとは言いながら、用具の扱いになれてないので、緊張します。まずはそれぞれエイトノットでザイルとハーネスを結びます。そしてのの字の岩に打ち込んである器具にザイルをかけます。5mおきぐらいに器具がありその度にザイルのかけかえ、ワイヤーへカラビナ二つのかけかえを行います。
こちらは先行する中国チーム。真下に小屋が見えています。
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なかなかの高度感です。
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上の我がチーム。なぜこのような写真を撮れたか・・・ 実は先行する中国チームが大ブレイク。一人の女性が固まって進めなくなっているからです。
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しかし、このブレイク思いがけない所でおこるので、変な態勢で待たねばならず、なかなかきつい。腰がいたくなるぅ。高度はありますが、あまり恐くはなかったけどねえ・・・
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日本チームはスムーズに降りるので、「そっちは平山ユージ(日本人の有名なクライマー この山にもクライムに来た)のチームか?」なんて中国チームのガイドに言われたりしました。笑 先行チームがあまりにも遅いので、日本チームは別ルートに行くことになりました。これが赤のルート。これからはスムーズに進めたので写真を撮る暇がありませんでした。笑
途中、足元はワイヤー一本で手もワイヤーを握るというような6mぐらいの吊り橋もありました。なかなかスリリング~
ヴィア・フェラータが終わって一般登山道をくだり、ペンダント小屋まで戻りましたが、疲労困憊とはこういうことをいうのでしょうねえ・・・ 足が重い。思えば、睡眠不足・シャリバテ・酸素が薄い・・・ ペンダント小屋までの階段がまたしても地獄の登り。1時30分起床・・・ 3時出発・・・ 6時登頂・・・ 8時ヴィア・フェラータ開始 11時ペンダント小屋着・・・ この間、薄いパン二枚・コーヒー・行動食 だけだもんね・・・ お腹すいた~
もう歩けん と思ったけど、レストハウスでお昼ご飯を食べたら元気になりました。笑
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他にもいろいろアクシデントはありましたが~ それはさておき・・・ 下山です。ありがとうキナバル山!
1時ごろお定まりのような午後からの雨の中ひたすら下りました。長い長い下りを歩き、4時ごろゲートに無事到着。
ここで現地ガイドのロウディさんとはお別れです。寡黙でどんなことも嫌がらず、辛抱強く接してくれました。
このキナバル山では多くの若者たちが働いています。ガイド・ポーター・山小屋・・・ 一つの山がこんなに多くの雇用を生み出しているのです。ここにはヘリポートもありますが、運ぶのはもっぱら人力。粗末な足元・服装・・・ 私たちは荷物も持ってもらって遊びに来ているわけで・・・ でもそれが彼らの貴重な収入源となっているのです。 

入山するにはガイド(1人で6人まで)を雇わなければなりません。
ガイド料一泊二日 100リンギット(マレーシア通貨)(日本円で約3500円)
入山料金はキナバル公園の入園料は15リンギット(日本円で約500円)
キナバル登山の入山許可料は100リンギット(日本円で約3500円)
これに傷害保険料7リンギ(245円)加入も義務となる。

と言うことですが、現地在住の日本人に聞くと、100リンギットは日本の感覚だったら10000円だそうです。

さて、グチャグチャに濡れてしまいましたので、送迎の車でコタキナバルのホテルに行きシャワー。この時ばかりは毎度文明のありがたさを感じますねえ~

夕食はマレーシア料理。なんとハマグリが山盛り。美味しかった~
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マレーシアンダンスも見ました。
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長かった一日が終わります。
今日は夢も見ないで眠ることでしょう。

続く



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by yamanosoyokaze | 2012-07-18 08:45 | キナバル山
4095m あの大岩壁の山へ その⑤

昨日、山小屋~山頂~ヴィア・フェラータ~下山 とハードな一日を過ごし、ホテルで熟睡し目が覚めました。体はというと、思ったほど疲れていませんし、痛みもありませんが、やっぱり足が少々こわばっているようです。
外を見ると、キナバル山が見えています。地元の人に先祖の山と言われるだけあって、周囲を圧倒する山容です。
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ホテルの豪華な朝食バイキングを1時間あまり粘ってたっぷりいただきました。いや~ ここのバイキングは先日とはまた違ったメニューが出ています。すごいね~ これはまるで夕食バイキングだ~ 

さて今日は夕方の飛行機に乗って帰国予定です。と言うことは一日フリー~!!で、近くにサンデーマーケットが立つということで、出かけてみました。歩いて20分ぐらいの所でした。賑わっていますよ~
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様々なものがうってあります。これは日本でもよく見る観葉植物。
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苗各種。
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欄も売ってあります。こちらでも珍しい欄は人気なんでしょうねえ。
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お芋各種。
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生鮮品ばかりじゃないんだけど、主婦の性・・・ 笑
お菓子はこんな風に袋に入れて売ってあります。
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こんなお鍋のようなもの・・・ 叩いて音楽を奏でていました。
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そして生地。ちょっと買ってみましたよ。この記事25~40リンギット。1000円前後です。なかなかきれいで、現地の人はぐるりと巻いて簡単に留めて身につけるようです。
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こういうマーケットを見ると、現地の人の暮らしを身近に感じられていいですねえ。
買い物にはあまり興味がないので、お次は動物園に行くことにしました。タクシーでいどうして郊外のオランウータンが売りのこの場所に行きました。
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オランウータンに会えるかなあ~
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こちらで言ったら、ひなびた感じの田舎の動物園といったところです。
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これは珍しい鳥だとか。
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お花もきれい。
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象さんも散歩中。
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なのでありますが・・・ オランウータンの檻の前にいっても居ない!どういうわけでしょう・・・ 係の人に聞いてみると、一日二回あるショーでしか見せないそうです。ここには6匹しかいないそうで・・・ とっても貴重なんでしょうねえ。と言うわけで、遭遇かなわず・・・ チラシにいつわりあり・・・

すごすごホテルに帰り、荷物の整理をしました。

そして夕刻、コタキナバルからクアラルンプールへ飛び、クアラルンプールから関空行に乗り換えました。今度はちゃんと用心深く進みましたから、すんなりと乗り換えることができました。めでたし~

キナバル山は予想よりもずっといい山でした。
技術的には優しいと思います。
後は体力と高度になれるためにゆっくり登ることかな。

この山に登っていろいろ感じることも多かったです。
特に現地ガイドやポーターの役割や働きにもね。
荷物を預けるのも大事なことなんだって思いました。
それが彼らの生活を支えているんですね。

世界遺産になり、とっても整備されて、登山道もお手洗いもレストハウスも山小屋もシャワーやシュラフ完備。
入山下山にも厳しいチェックがあります。
でもそれは自然を守るためでもあるようです。
つまり、登山道以外は歩けないってことです。
ガイドさんたちは下山の時に休憩所にあるゴミを必ず一袋持ち帰るように義務付けてあるそうです。
やっぱり守るために努力してあるのだと思います。

日本の山小屋のちょっと上から目線・・・ 泊めてやってるんだぞ というような態度とは全然違います。
お互いに支え合っているんだという感じが伝わってきます。

そうそう、英語だめでも大丈夫!私はいつも単語の羅列だけど、なんとかなる~笑

キナバル山は最初の外国の山の登山としては超おすすめです。

というわけで、美しい登頂証をいただきました。
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こちらはヴィア・フェラータの完歩証。
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おまけ
帰りの長い飛行機の中、じっとしているので筋肉がこわばってしまいます。
これはなんとかせねば・・・
と言うことで、関空からまっすぐに軽い山登りに出かけることにしています。
その効果はいかに~




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by yamanosoyokaze | 2012-07-17 10:18 | キナバル山