カテゴリ:北アルプス雲の平周辺( 5 )

北アルプスのへそを歩く山旅①
趙軟弱さん みつばさん そよかぜ

今年のアルプス雲の平周辺に行こうと決めていました。ルートもあれこれ3人で話し合い決定し、13日に最後の訓練と多良に出かけました。歩きながら、出発日18日は台風の影響が出そうで、台風に追われながらの登山になるねえ・・・ どうする? と話しが出ました。「じゃあ、明日出発しよう!」 「そうしよう そうしよう」 と言うわけで14日の出発と相成ったのでした。さてさて、3人の運はいかに~

14日 移動日 長崎=列車=富山泊
15日 富山=バス=折立~太郎平小屋泊
16日 太郎平小屋~北ノ俣岳~赤木岳~中俣乗越~黒部五郎岳~カール~黒部五郎小屋泊
17日 黒部五郎小屋~三俣蓮華岳~三俣山荘~鷲羽岳~ワリモ岳~岩苔乗越~水晶池~高天原山荘~高天原温泉~夢の平~高天原山荘泊
18日 高天原山荘~高天原峠~雲の平山荘~祖父岳~雲の平山荘分岐~薬師沢小屋泊
19日 薬師沢小屋~太郎平小屋~折立=バス=富山泊
20日 富山=列車=金沢(観光)=列車=長崎


総行動時間36時間20分 総歩行距離58km 総標高差+-4700m

さて~ 雲の平周辺は北アルプスのへそと言われている所ですが~ 地図で見るとここらへんです。クリックすると大きくなります。
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歩いた場所の全体地図
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グラフ
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14日 移動日 長崎=列車=富山泊
昨日の話しで急きょ今日出かけることになり、バタバタと準備をして出発しました。今日は富山の格安ビズネスホテルの個室でゆっくりと休みます。このホテル、駅から徒歩2分、1900~2900円で泊まれます。安いといっても余計なサービスがないだけで、普通のビジネスホテルとちっとも変りません。
夜は登山前夜祭で、乾杯。でも下戸の私はジュースですが、のどが渇いていたのでゴクゴクと。でも飲んでいるうちに心臓パクパク。なんで~?よーく見ると、ジュースと思っていたのはフィズだったのですねえ~ どおりで居酒屋なのにジュースメニューが充実しているなあ と。笑 おかげでほろ酔いの宵となりました。

15日 富山6:10=バス8:00=折立8:15~太郎平小屋12:30 泊
行動時間4時間15分 歩行距離7km 標高差+1072m -98m
本日のルート
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グラフ
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バスは途中で有峰湖が見えるポイントで停まります。大きなダム湖ですねえ。
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そこからすぐで折立の登山口です。休憩所・お手洗いや販売機などがあります。登山口は薬師登山口となっていました。
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歩き出すとすぐに遭難碑がありますが、それは薬師岳で遭難した愛知大学の学生13人の碑でした。調べたら
愛知大学山岳部13人のパーティは、1963年(昭和38)1月正月登山として薬師岳(富山県)頂上を目指した。しかし、後に ”サンパチ豪雪” と名付けられた豪雪吹雪の中で山頂を目前にして登頂断念、下山途中ルートを誤り13人全員が遭難死した。この時、パーティの中に地図とコンパス(磁石)を携行している者は誰一人いなかったという。
とありました。若くして逝った13人の無念はいかほどだったでしょう。

さて、登山道は樹林帯をどんどん登ります。途中の尾根で疑惑の葉っぱが・・・ とっても大きな葉っぱで80cmぐらいはあります。
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趙軟弱さんが、ある花の名前を口にしました。が~ 私たちはそれを信じられません。だって・・・ 可憐なイメージなんですもの。そして、その正体は後日わかることになます。
どんどん登ると、尾根に出て視界が開けてきました。目に飛び込んできたの剱岳です。
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たくさんのニッコウキスゲもお出迎え。
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のびやかな草原にたくさん咲いていました。
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白山も見えていました。
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登山道にはおしげもなくアカモノがいっぱい。
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タテヤマリンドウも咲いています。
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イワイチョウも山盛りありますが、今までのアルプスではあまり見たことがありませんでした。いつもより登山時期がちょっと早いので咲いていたのかもしれません。
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グェッグェッ と声が聞こえます。「カエルが鳴いている」と二人はおっしゃいますが・・・ キョロキョロすると、なんと雷鳥さん。こんなお天気の日に散歩しているのは珍しいねえ。
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カエルではなく雷鳥さんとしばし戯れ、さらに歩きます。向かう方向には薬師岳の大きな山体が見えています。
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道は登山道を外れないように木枠で囲ってあったり、木道だったり。延々と続いています。
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後半は陰のないアチチの道をひた歩き。でも展望がよいので気持ちはいいけどね。太郎平の小屋に着き、ほっと一息。みなさん憩っておられますねえ。
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この小屋には昼食メニューにラーメンやうどんなどがありますので、お弁当はいらないかもね。
ここにはこんな碑が。
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そしてここからの眺めは~ 素晴らしい!右から、明日登る予定の黒部五郎岳・双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳・ワリモ岳・槍ケ岳・水晶岳・手前には雲の平と祖父ケ岳。
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明日登る黒部五郎岳は個人的にとっても楽しみな山で、おいでおいでしているように見えました。槍方面をアップすると、北鎌尾根も見えています。
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時間はたっぷりあるので、テント場の方や裏の太郎山にも登り、うらやましがらせメールをだしたり~ 笑
向こうに見えているのは薬師岳。
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今回の山ではムシトリスミレもたくさんありました。葉っぱで虫をとるのだそうで、触るとべたべたしています。スミレと言いますが、タヌキモ科だそうです。
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太郎山方面から小屋を見ると、緑に浮かぶ船のようです。
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ここは池塘が点在しています。そういうところは虫が大量に発生するので、虫よけが必要です。夕日を見る時も虫よけワイパーがいります。それなんね?って顔の前でひたすら手を振り回すので~す。これをやらないととんでもないことになります。現にブヨに刺された犠牲者続出です。笑
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部屋は3畳の個室。いいねえ~ 別に金持ちで個室希望だったからではなく、宿泊予約を入れていたのと早く着いたおかげのようです。
さあさあ~ 明日はロングルートです。がんばるぞ~! おやすみなさい。
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北アルプスのへそを歩く山旅②

16日 太郎平小屋5:20~北ノ俣岳7:05~赤木岳7:35~中俣乗越8:35~黒部五郎岳10:35~黒部五郎カール12:05 13:00~黒部五郎小屋14:20泊
行動時間9時間 歩行距離13km 標高差+1011m -995m

本日のルート
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グラフ
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さあ今日はロングルートと言われているコースを歩きます。このコースはエスケープが難しく、天候の判断が大事ですが、本日は問題ないお天気!058.gif さっさと朝食を食べて出発です。まだ寝ぼけ顔のアルプスの山々。
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ここら辺はよく整備されていて、木道が延々と続いています。
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陰も一緒に登山中。
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今回は初夏ともあって残雪も多く、何度も雪渓歩きをしました。
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北ノ俣岳山頂からは、手前から笠ケ岳・乗鞍岳・御嶽が見えます。とってもきれいで感動ものです。016.gif
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北ノ俣岳の手前には神岡新道がありますが、神岡と言えばカミオカンデですが、超純粋を蓄え、ニュートリノを測定するところらしいぐらいしかわかりません。015.gif ニュートリノってなんじゃらほい。003.gif
ここら辺を歩いている間、厳冬期にブナ縦尾根まで単独縦走した加藤文太郎を思い浮かべていました。はるかな遠い縦走だっただろうなあ・・・ と。
ミヤマダイコンソウが風に揺れて青空に映えます。
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中俣乗越あたりからは沢登りで有名な赤木沢にいけるそうですが、冷たかろうねえ・・・ さて、アップダウンを繰り返し、黒部五郎岳への登りをがんばると五郎の肩にでて、一登りです。山頂には石積みの祠があり、中には摩耗した不動様が祀ってありました。近代になって黒部五郎岳に登った時にはもう祀ってあり、お札に中ノ俣岳と書いてあったとか。
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さあさあ、山頂からの展望は~
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何も言うことはありません。絶景! 槍穂高をはじめ、名だたる山々が一望できました。
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山頂のカール側は氷河に削り取られ、すっぱりと切れています。カールの向こうに雲の平が広がっていました。カールに降りる道も見えています。
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肩に戻り、お弁当。ここで雪渓をカップにとり、お茶を入れて冷たい飲み物の完成。冷たくてとってもおいしかったよ~ 今回は何度も雪渓の水を飲みましたが、誰もお腹を壊しませんでした。なんと立派なお腹でしょう。041.gif
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カールの底にジグザグに降りました。雪渓に魔法使いが見えますが、わかるかな~037.gif 雪渓はいろいろな形に見えるので、面白いですね。白いところばかりじゃなく、残った岩とかも見立てるようですよ。
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花畑が広がり、清冽な水が流れるカールは別天地。最高のロケーションです。
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小屋は近いし、時間はたっぷりあります。ここでゆっくり遊ぶことにしました。まずは足冷し~ あまりに冷たさに3秒しか浸していられません。すぐに足がジンジンとしびれてきます。
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そして、雪渓の水でコーヒータイム。
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美しい美しい黒根五郎岳のカールです。
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小一時間も遊んで、やっと靴を履きました。離れがたい気持ちを残しながら出発。有名な雷岩もしっかりと見ました。
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五郎ちゃん、素晴らしい山でした。
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山小屋までは意外に遠く、雪渓を渡ったりしなければなりません。でもお花もいっぱい。ベニバナイチゴのきれいな色。
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キヌガサソウやムラサキエンレイソウもたくさんありました。
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サンカヨウもきれいです。
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黒部五郎小屋は新しくきれいでしたが、お布団を敷くと向かい側の方の足に触りそう。でもお布団は一人一枚だったからラッキーかもね。お食事もおいしかったよ。
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煌々輝くお月様の明かりがまぶしい夜でした。
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北アルプスのへそを歩く山旅③

17日 黒部五郎小屋4:50~三俣蓮華岳7:00~三俣山荘8:05 8:45~鷲羽岳9:55~ワリモ岳10:35~岩苔乗越11:00~水晶池13:10~高天原山荘14:15~高天原温泉~夢の平~高天原山荘泊
行動時間9時間20分 歩行距離12km 標高差+1129m -1349m

本日もぴっかりいいお天気です。本日はピークなしの予定ですが~ なぜかねえ・・・

本日のルート
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グラフ
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黒部五郎小屋から三俣蓮華岳の巻道を通り三俣山荘に行く予定でしたが、やっぱり三俣蓮華岳に登りたいとそのままピークまで行くことになりました。小屋からはいきなりの急登で、朝一の体にはきつい登りですが、そこはいつものアルプス歩き、ボチボチ歩きです。少し登ると黒部五郎岳が見えてきました。朝日に焼けています。
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目を転じると笠が岳も山頂部分が焼けていました。
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登りのお助けはやっぱり花です。いろいろな花が咲いていました。これはクロツリバナ。こちらで見るツリバナに似ているけど色が紫っぽい茶色で、調べたらクロツリバナだとわかりました。
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「今から白くなるとやろか・・・」とたくさんあるこの花に???でしたが、ジワジワッと思い出しました。ミドリユキザサがあるってこと。花は緑のままなんですねえ。
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ところどころにお花畑が広がり、背景もきれいで絵になります。
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黒部五郎岳も独特の姿を見せてくれています。あのカールで遊んだんだよねえ・・・
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ウサギギクはなんだか高山の花とは思えないお姿。
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予定外の山三俣蓮華岳山頂には、3県、富山県・長野県・岐阜県にまたがっているから?か三つの三角点があります。009.gif
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この山は百名山には選ばれてないけど、展望は素晴らしいです。
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一昨年登った山なので懐かしい。
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ここから急下りで三俣山荘に行きますが、途中はとってもきれいでした。
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山荘の名物サイフォンで淹れたコーヒーを槍穂高を見ながら飲み、ちょっと情報収集。本来は黒部川源流に下り、岩苔乗越まで登り返すつもりでいました。しかし、スノーブリッジが薄くなっていて危険と書かれていましたので、山小屋の人に聞くことにしたのです。そこでアドバイスを受け、なんと鷲羽岳に登り岩苔乗越に行くことになりました。鷲羽の登りねえ・・・ 一昨年転がるように降りてきたことを思い出しますが・・・ まあがんばるしかないねえ。見上げる鷲羽岳の登りです。
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ボチボチ歩きでがんばりますが、上に行くほど傾斜はまし足元はガラガラザレザレ。
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途中からの景色はこれまた素晴らしい。三俣山荘が小さく見えます。
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鷲の水飲み場、鷲羽池もきれいです。
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急登りをがんばって山頂です。
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黒部川源流域も見えています。
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これからワリモ岳を越えて岩苔乗越まで行きます。
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鷲羽岳の反対側斜面は岩屑だらけ。
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ワリモの岩場を慎重に越えて岩苔乗越で昼食。後は高天原まで下るばかりとのんびり思っていましたが、実は今回の山旅で一番きつかったのはここでした。最初は雪渓があったり、花畑があったりで楽しい道だったのですが・・・
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5分の4は樹林帯で展望もなく、ひたすらひたすらの道が続きます。暑いし、気分は変わらないし・・・025.gif でも水晶池にちょっと立ち寄って足干ししました。
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クルマユリの花も励ましてくれました。
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でも、頭の中は温泉温泉・・・ 高天原に行けば温泉が待っている~ ようやっと広がりが見えてきてニッコウキスゲの群落がお出迎え。
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高天原はワタスゲやコバイケイソウやニッコウキスゲの咲く美しい湿原です。
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小屋は改築中ですが、今年中にはできあがるそうです。でも私たちは何よりも、小屋から歩いて20分ほどの温泉が楽しみなのです。温泉は川の横にあり、女性用は囲ってあります。
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中はこんな感じ。とってもいいお湯なのですが、なにしろ熱い!慣れないと足を浸けることさえできません。
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でも山中で温泉に入れるなんて、なんて贅沢。温泉でゆっくりした後、さらに先の夢の平の竜晶池まで行ってみました。夢の世界です。
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小屋のおいしいご飯をいただいて後は寝るだけ。だってここはランプの小屋で電気はありませんから、真っ暗ですよ~ 003.gif 予定外に山に3座登り疲れた面々は瞬く間に夢の世界へと・・・014.gif
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北アルプスのへそを歩く山旅④
18日 高天原山荘5:10~高天原峠6:15~雲の平山荘8:05~祖父岳9:50~雲の平山荘分岐~薬師沢小屋13:45泊
行動時間8時間35分 歩行距離13.5km 標高差+963m -1173m

本来なら本日長崎を出発する予定でしたが、台風がきそうで前倒しで出発し歩いてきました。そろそろ台風の影響が出始めそうですが、比較的楽なコースなのでなんとかなるでしょう。本来は雲の平でゆっくりするつもりでしたが、お天気も考え薬師沢小屋まで歩くことにしました。3人の気楽な旅ですから変更も自由自在。017.gif

本日のコース
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グラフ
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起きると空は朝焼けでした。きれいですが、あまりお天気は良くないでしょうね。
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さあさあ、本日も元気に出発。
チングルマの綿毛が露に濡れていました。
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高天原よ、さようなら。一日では入ることのできない場所で山小屋としてはもっとも遠いと言われています。もう来ることはないかもしれないな・・・ と思いながら後にしました。
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さて、登山一日目に見たなぞの巨大葉っぱ、覚えていますか~ その時趙軟弱さんが「○○○の葉っぱ」と言ったのです。「うっそ~!」とても信じられませんでした。だって、尾根にあったし、可憐のかの字もなかったからです。でも、今回歩いているうちに何度もあの葉っぱに出会いました。そして決定的な花が・・・
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だったんですねえ・・・ ミズバショウ! 江間章子さん、あなたの歌はあまりにも・・・ 
夏が来れば思い出す・・・ ミズバショウの花が咲いている 夢見て咲いている水のほとり・・・
作詞家とは恐ろしいものです。041.gif
今回はキヌガサソウにも山盛り出会いました。山の花にしては大振りの花で目立つ存在です。
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そしてつぼみが多く、地味だねえ・・・ と見るたびに行っていたつぼみは、開くとカラマツソウでした。モミジカラマツだったんですねえ。山行中ずっと「地味花」と言ってきたのですが、名前がわかってよかっよ~
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さて、雲の平までの道はなかなかでした。
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角度が微妙な梯子はハイハイ状態で登ります。この姿勢はいやだねえ。
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雲の平に登りあがると、所々にいろいろな名前がついています。スイス庭園とかギリシャ庭園とか日本庭園とか・・・ よくつけたものだなあ と思いますが、どこも似たり寄ったりではあります。037.gif
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キバナシャクナゲやハクサンシャクナゲもたくさん咲いていました。
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木道の続くのびやかなところです。
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今日は朝弁当にしてもらっていますので、雲の平山荘のベンチでお弁当。でもしっかり握られたおにぎりよりチキンラーメンが美味しい。
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さあ雲の平の祖父岳に登りますが、これがなかなかでございまして~
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どうにか登りあがると、ケルンがいっぱい。
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山頂からは黒部川源流域や昨日立ち寄った三俣山荘が見えています。
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黒部五郎岳も圧倒的な美しさ。
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またもや雪渓で水を汲んだりして、雲の平を歩きます。
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今花盛りなのはチングルマでどこでもいっぱい咲いていました。
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クロユリもありました。アルプスでは会いたい花の一つです。
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少し壊れかけた木道を延々と歩きながら、ここももう来ることはないかもしれないと思ったりしました。
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さて、そんな感傷も薬師沢の下りになると、吹っ飛んでしまいました。この激下りは尋常ではありません。泣く子も黙る・・・ いえ 笑っている子も泣き出す ような下りなのです。私たちは下っているからいいようなものの、登って来る人たちはさぞや・・・ 登りたくない。ですよ~ 若者でさえ、二度と歩きたくないと言っていましたから。薬師沢小屋に入る前も難所が待ち構えていました。
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梯子~ お次は修行場のように水しぶきを受けながら渡る一本橋や吊り橋。誰かさんの顔がマジにひきつっていました。
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この橋の向かい側が小屋です。この小屋でも6人部屋を3人で独占。いいねえ~ お食事もおいしくいただき、またもや早々に就寝です。
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北アルプスのへそを歩く山旅⑤

19日 薬師沢小屋6:05~太郎平小屋8:50~折立11:25=バス=富山泊20日
行動時間5時間20分 歩行距離12.5km 標高差+618m -1175m 

本日下山の日ですが、台風の影響も出て朝から小雨です。しかし、たいしたことはなさそうで、予定通りに出発。

本日のルート
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グラフ
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お世話になった薬師沢小屋にはこんなものがありました。
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私が傾いているわけではなく、小屋が傾いている~ まっすぐに歩けない。003.gif 赤い線まで来るとデンジャラスなんだって。今の小屋の傾きは85度みたいねえ。
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雨は降ったりやんだりで、雨具を着けるかどうか微妙なお天気です。黒部川も濁りのないきれいな水の色でした。
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イワナシはほとんど終わりで実がなっていましたが、咲いているものもチラホラ。
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ツルッとがないように用心して歩きます。
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リュウキンカがきれいに咲いていました。
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来る時とまた違った表情を見せてくれています。
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ハクサンチドリもきれいでした。
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渡渉地点は整備されていて心配なく渡ることができます。
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太郎平小屋まで戻ってきて、ご主人が淹れてくれるコーヒーを飲みながら、なでしこジャパンの活躍に話の花が咲くのでした。後は登ってきた道をひたすら歩くのみです。
予想外に早く折立に着いたので12時30分の直通バスに乗ることができました。このバスは直通は予約制で本数も少ないので要注意です。
富山に戻ってきて、とりあえずホテルにチェックイン。最初に泊まった同じホテルのなので着替えを預けて登山できましたのでラッキーでした。最初にしたことはもちろん入浴です。自然もいいけど、文明もいいと感じる瞬間ですねえ。
さあ、今夕は乾杯です。私はもちろんお茶ですけどね。バスの車掌さんおすすめの富山名産シラエビを食べたり~ ね。
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20日 富山=列車=金沢(観光)=列車=長崎
旅の終わりは観光です。何しろ遠い場所なのでそうそう来ることはできませんから。金沢に移動して、まずは金沢城へ。
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そして兼六園。
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こちらは尾山神社。前田利家公とお松の方を祀ってあるそうです。有名になると神様になる・・・
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金沢は加賀百万石ですから雅な感じがします。
さて、台風の影響で停まっていた特急も、予定の列車の時刻には動きだし、スムーズに帰ることができました。
列車のお楽しみはもちろん これ~  
こなた京都おばんざい弁当
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こちらひつまぶし
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近畿味めぐり
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今回もとても楽しい山旅でした。ご一緒してくださったお二人には感謝です。
出会った花は数知れず。いつもよく見る花はほとんど割愛しました。
山に入ると山の美しさや雄大さに酔い、街に帰ると文明のありがたさを感じます。
バランスを取りながら生きていかなければならないのでしょうね。
ありがとうございました。

総行動時間36時間20分 総歩行距離58km 総標高差+-4700m
今回もよく歩きました。
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