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カテゴリ:屋久島( 4 )

屋久島デビュー お初にしてはマイナーな山①

世界遺産になってから一躍有名になった屋久島。それ以前にも山人には人気があったし、山はあまりやってない人でも屋久島に行ったという人は多いよう。私もけっこう山には行っているけど、いままで屋久島に行きたいと思ったことはありませんでした。興味もなかったし、それより同じように時間やお金をかけるなら、中央の山に行きたかったのよねぇ。しかし、最近になって一度は行ってみようかなと思い始めました。まず第一、九州にあってはここよりは高い山はないんだから。宮之浦の1935.3mは魅力的。それに「もののけの森」と言われる原生林も見てみたいしなあ・・・

そこへ屋久島行きの話が舞い込んできました。でもねえ・・・ 行き先はかの有名なメインのルートではない。宮之浦も縄文杉もかすめない・・・ それなのに何故ゆえに今回行く気になったのか・・・ それはある計画があるからなのです。でもそれは現実になるかはわからないけど。ともかく今回はその下見を兼ねて参加することにしました。そのわりにはキツイ山行になったけどねえ・・・

16日 長崎発16:30=鹿児島桜島PA仮眠
17日 PA=鹿児島本港7:00・・・屋久島フェリー・・・宮之浦11:00 12:40=バス=紀元杉14:11~
    淀川登山口~淀川小屋泊

18日 小屋~淀川登山口~紀元杉~屋久杉ランド=バス=安房=バス=尾野間 ペンション泊
19日 ペンション=レンタカー=千尋滝~万代杉~モッチョム太郎~神山展望所~モッチョム岳~千尋滝=
    フルーツガーデン=ガジュマル巨木=大川の滝=海中温泉見学=JRホテル尾野間温泉=
     ペンション泊
20日 ペンション=レンタカー=愛子岳登山口~愛子岳~登山口=温泉入浴=宮之浦港16:20・・・
     ジェットホイール・・・鹿児島港19;15=長崎1:00


Nさん あだっちゃん 山馬鹿さん そよかぜ

屋久島の地図 歩いた所は赤線
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16日 長崎発16:30=鹿児島桜島PA仮眠
お仕事が終わってすぐに出発となりました。メンバーは色濃き男性3人・・・ お~・・・これはまた中性人でがんばらばくっちゃでっす!どうせ女性として扱ってはくれないからなあ・・・
12時前には鹿児島に入り、高速の桜島PAで仮眠。
17日 PA=鹿児島本港7:00・・・屋久島フェリー・・・宮之浦11:00 12:40=バス=紀元杉14:11~
    淀川登山口15:00~淀川小屋泊15:40

早朝鹿児島の港に向かいました。2時間ぐらい前には到着。しばし、明け行く空を見つめておりました。
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乗船切符を買うために並びましたが、なんと買うまでに40分もかかりました。私の前には15人ぐらいしかいなかったのに。 こんなに時間のかかるのは初めて!これは何とかせんばやろう鹿児島県!とにかく7:00発の屋久島フェリーに乗り、一路屋久島へ。
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桜島や開聞岳を見送り、船旅を楽しみました。
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種子島の平坦な島影を見て、屋久島に到着。
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それにしても観光客も登山者も多いです。今はやりの山ガールも一杯です。お昼ごはんを食べて、食料の調達をして、定期バスに乗りました。紀元杉直行バスは一日1本。乗り遅れてはなりません。下界は晴れなのですが、高度が上がるとガスがかかったり雨が降ったり、お天気はめまぐるしく変ります。やっぱりそうなんだねえ・・・ 屋久島は一日のうちにどこかで雨が降るって言っていたけど、本当のようです。これは島内にいた4日間ともそんな感じでした。
17~18日に歩いた所 紀元杉のバス停は途中の赤い印の所
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終点の紀元杉で降りて後は淀川登山口まで車道歩き。いきなりの紀元杉や川上杉の巨木に驚きながら歩きました。
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やがて淀川登山口に着きました。ここから登山道が始まります。今回の山旅で唯一のメインストリート。
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道は整備されていますが、木道や丸太の階段がなかなかくせもの。
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ここが淀川小屋です。思ったよりきれいな小屋でした。
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小屋のすぐ先ある橋は基部が壊れて先日まで渡ることができなかった淀川鉄橋ですが、今は応急措置がされていて通行できます。
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それにしても淀川はきれいです。上流部。
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下流部。
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まるで水鏡のように・・・ 橋もきれいに映っています。
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小屋には続々と登山者がやってきます。登山口に近いこともあってそのまま下山の人も多いようです。中は2段になっていて、私たちは下段の端っこに陣取りました。今宵の夕食は炊きたてご飯・マーボー春雨・お味噌汁・海草サラダ&コーヒー・・・ 呑み助は焼酎!(`´) お隣さんはこんなに優雅~。ワインのボトルにグラスつき。すごいねえ・・・ 
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小屋にはヒメネズミがいると言うことで、ちょっとビックリだったけど・・・ それよりお二階さんの子どもの運動会の方がすごくて・・・ ヒメさまは現れず~ おやすみなさ~い。
②へ続く
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by yamanosoyokaze | 2010-07-19 18:06 | 屋久島
屋久島デビュー お初にしてはマイナーな山②

18日 小屋7:00~淀川登山口8:00~紀元杉8:40~ヤクスギランド10:10=バス=安房=バス=尾野間 ペンション泊
寝る前は星が出ていたのに、夜の間には雨も降っており、目覚めた時にはガスがかかっていました。朝食は下船後に購入した飛魚ラーメン&パン。しかし、お初の飛魚ラーメンの味は・・・ かなり苦戦しました。
本日は、尾野間歩道を歩き尾野間に出る予定でした。しかし、途中には鯛ノ川というかなり大きな川があり、梅雨後でもあり徒渉は危険ということでヤクスギランドまで歩くことにし、再び途中にある紀元杉に立ち寄りました。
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登山口からヤクスギランドまでは車道歩き。これが長いねえ。いやになるころようようヤクスギランドに到着。ここには観光バスがわんさかやってきます。まるで上高地のよう・・・ 屋久ザルも屋久鹿も登場です。
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ヤクスギランドからの定期バスも2本しかないので乗り遅れると大変です。安房まで下り、乗り換えて今宵の宿泊地の尾野間に向かいました。バスの運転手さんは親切で、バス停でないのにペンションに一番近い所で降ろしてくれました。今宵の宿~
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部屋はこんな感じ。
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窓からは明日登る予定のモッチョム岳が見えます。
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晩御飯は~ こちらは飛魚が名物のようで数々の飛魚料理が現れます。
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尾野間には温泉もあり、近くのJRホテルのお風呂に入りました。大海原を見ながらのんびり入浴。そして崖を降りて海岸にも行ってみました。なかなかの岩場でした。
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どこから見てもモッチョム岳が見えます。登ってみたいと思わせるような岩峰です。
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空は茜色。
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モッチョム岳もシルエットになりました。
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明日の厳しい登りを思いもせずに、ただただ美しいと眺めておりました。
③へ続く
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by yamanosoyokaze | 2010-07-18 18:43 | 屋久島
屋久島デビュー お初にしてはマイナーな山③

19日 ペンション=レンタカー=千尋滝8:20~万代杉9:35~モッチョム太郎~
        神山展望所P979m 11:00~モッチョム岳11:40~千尋滝14:40=尾野間温泉=
        フルーツガーデン=ガジュマル巨木=大川の滝=海中温泉見学=ペンション泊

行動時間6時間30分  歩行距離6.4km  標高差974m

さあ、今日はいよいよモッチョム岳に登ります。屋久島のメインの山は御岳と呼ばれているそうで、その前の山で、七五岳や愛子岳やモッチョム岳は前山と呼ばれているようです。標高差があるので、かなりきついとは思っていましたが・・・ でもちょっとなめていたのかもしれません。

ルート
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レンタカーで登山口の千尋滝まで行きました。駐車場・売店・トイレ完備です。千尋の滝はすぐそこ。雄大なスラブに囲まれるようにして滝が見えます。
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さあ、いよいよ登山開始。いきなりの急登の連続です。蒸し暑く、息も絶え絶え汗ダラダラ。みんな黙々と登ります。とにかく万代杉までがんばろう!しかし、さすがに屋久島の山。水場がいたるところにあります。4箇所ぐらいあったかな。そのたびにほっと一息。そして尾根に立ちふさがるように聳え立つ万代杉までやってきました。あまりに近くにあるので、全体が写せません。
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これからも木の根に悩まされながら歩き続けました。神山展望台の付近P979mが標高の一番高い所です。そこで本日唯一出会った登山の若者に話を聞きました。だって、そこからいきなり崖下りのようになっていたからです。見るからに強そうなその若者は、20分で山頂まで行けるかなという私たちの質問に、「20分・・・ アップダウンが激しいですから・・・ 30分はかかると思います」と言いました。そういう若者は汗ダラダラでゲンナリした顔です。この若者にしてこの表情・・・ これはかなり覚悟が必要なよう。で、そこからの道は・・・ 崖をダッと下り、ダッと上がるの繰り返す危険な道でした。写真は楽な所。
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しかし、岩場にはケイビランと思われる花がありました。
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それにヤクシマノギランも。普通のノギランよりかわいく小さい。
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最後はロープに頼って山頂の大岩を登りました。
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やっと山頂です。ガスがかかり展望はよくありません。
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時々ちらっと下のほうが見えます。
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帰りは慎重に岩峰を下り、激しいアップダウンを繰り返し、木の根との長い長い格闘を制し、やっと登山口に戻りました。みんな疲労困憊。登りはもちろん、下りも気が抜けず歩くペースは全然あがりませんでした。帰ってからガイドブックをよくよく見ると 「モッチョム岳は屋久島の数多くの山の中でも屈指の難路」 と書いてあるではありませんか。そうだろうなあ・・・ 地元の人曰く、「縄文杉に行くよりきつい」 しかし、地元では幼稚園では万代杉まで登り、小学6年生では山頂まで登るそうです。恐るべし地元の子。そして引率する方々もすごいと思いました。だって、危険な箇所が一杯なんだもの。

さあて、汗と涙とガスでドロドロになったので、とりあえず温泉に直行。尾野間の温泉行きました。昨日と違って200円なり。そして西の方に車を走らせ、仲間のフルーツガーデンに向かいました。ここは植物の説明をしてくれて、果物を食べさせてくれます。500円なり。
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ガジュマルの巨木もみました。門のようになっています。
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さらに大川の滝(おおこのたき)見物。高さ80mですごい水量の堂々とした滝でした。一見の価値あり。
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ここら辺から見る海岸は美しい。
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帰りに仲間から七五岳のトンガリが見えていました。これまた素晴らしい岩峰です。
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湯泊の海浜温泉も見ました。男性が一人入浴中で、これ以上は撮影禁止。
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ペンションに戻り、お腹一杯お食事をいただきました。お腹一杯アルコール消毒をした人もいましたが・・・

さあ、明日は最終日で愛子岳に登ります。登れるかいな・・・
④へ続く
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by yamanosoyokaze | 2010-07-17 21:25 | 屋久島
屋久島デビュー お初にしてはマイナーな山④

20日 ペンション=レンタカー=愛子岳登山口8:00~愛子岳11:15~登山口14:10=
        温泉入浴=宮之浦港16:20・・・ジェットホイル・・・鹿児島港19;15=長崎1:00

行動時間6時間10分  歩行距離8km  標高差1188m

最終日は愛子岳に登って帰りますが・・・ 時間が間に合うだろうか・・・ みんなの中に一抹の不安がよぎります。昨日のモッチョム岳登山があまりにもきつく、時間もかかりました。ガイド地図によると、愛子岳は昨日以上にロングで標高差もあります。ジットホイルには絶対に乗らないといけないし・・・ がんばるだけがんばって、時間になったら途中でも下山と決めて出発しました。

本日のルート
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内親王愛子様でこれまた有名になった山です。登山口は看板も整備されています。それに、200mごとに植生を示す案内板があって、励みになります。またもや木に根に悩まされるかと思いきや、昨日のモッチョム岳と比べるとずっと登りやすい。途中にはこんなキノコがありました。
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大きくしてみると花の様でもあります。
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比較的淡々とした登りが続きます。しかし、山頂に近くなると突然激しいのぼりに変ってきました。
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ロープや木に根にすがる登りがずっと続きます。
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この上が山頂か~ と思わせるような岩が現れてきます。
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しかし登ると、まだまだ上がある。愛子ちゃんはどこ~ そして愛子岳で一番の難所にさしかかりました。乾いていればそうでもないのですが、ガスで濡れているので気をつけないといけません。
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途中にはノギランが咲いていました。これはこちらで見るノギランと同じで、昨日見たものとは違っています。
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そしてピンク色のかわいいヤクシマカラマツ。
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岩を這い上がって山頂です。うわさのとおり薩摩藩の丸に十の字の紋が焼かれた置物がありました。
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ガスがかかり、時折切れ間から景色が見える程度。
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愛子ちゃん、やってきたよ~ん
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山頂には赤いヤクシマツツジが咲いていました。
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そしてヤクシマコオトギリもあります。これはあちこちで見かけました。
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岩にへばりついているヤクシマツツジ。
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飛び込みそうになる岩場をゆっくりと下ります。
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さあて、行きはよいよい帰りは怖い。岩場の下りは要注意。
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降りてホッと一息。
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この後もしばらくは気が抜けない下りです。でも、そこをがんばれば後は比較的歩きやすい。昨日の今日だけに戦々恐々としていましたが、時間内に歩けてよかったよ~。

下山後は温泉に入りさっぱり。そしてお土産を買って、予定通りにジェットホイルに乗りました。これが乗船したトッピー。
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おかげさまで初の屋久島の山旅を満喫しました。自然豊かなこの島の人気の秘密を垣間見たような気がします。それにヒルの威力もちらっとね。
それで、どうと聞かれたら・・・ また行きた~い! で~す。
同行してくださったお方々に感謝です。
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by yamanosoyokaze | 2010-07-16 17:39 | 屋久島