2015年1月28日 みさき道を歩く
長﨑街道・長崎海道・平戸街道 と歩いてきた面々ですが、今度は みさき道 を歩こうと言うことになりました。
みさき道(長崎WEBマガジン ながじんより)
長﨑半島の先の脇岬に和銅2年(709)、僧・行基(ぎょうき)菩薩開祖の観音寺という曹洞宗の寺がある。
この寺は、平安時代末期に創建された古い寺院の跡に建立されたお寺なのだ。
現在のお堂は、江戸時代に再建されたもので、その御本尊は往時から“みさきの観音”と呼ばれ親しまれてきた国指定重要文化財の千手観音立像である。
昔から長崎からの参詣者も多く、人々はこのみさきの観音様へと続く道を「御崎道(みさきみち)」と呼んだ。
この道はかの司馬江漢も歩いたそうだ。
起点は唐人屋敷跡に隣接する十人町。活水女子学院への上り口だ。
つまり、そこから八郎岳(はちろうだけ)の中腹を南下して観音寺へと続く道が御崎道(みさきみち)なのだ。
観音寺までは7里。昔の人は一日で往復してたとも聞きますが、私たちは毎度おなじみの寄り道いっぱいコースなので、3回ぐらいにわけてゆっくりと歩きたいと思います。
実はこの企画2度お流れ~ で三度目の正直。今日は心配のないお天気に恵まれました。
さて、住人町から出発。ここにはみさき道の道標があります。道標は50基寄進されたそうですが、現存するのは12基。それをたどるのも楽しみの一つ。ですが、みさき道は枝分かれしており、一度に全部を確認するのは難しそうですけど。
みさき道を歩くと、様々な史跡に巡り合うことになります。長崎は歴史の街ですから。
ここは ピエル・ロチ が住んでいたところ~
はい! ピエル・ロチ って誰? でしょう。笑 私も知りませんでした。
です。
長﨑らしい細い露地の石畳の坂道をたどっていきます。雰囲気がありますね~
遠見番所跡もあったり~ でも、今は遠見はできませんけど・・・
そうこうしているうちにオランダ坂界隈に出てきました。
ここの側溝は珍しいそうです、まだ立派に現役です。
オランダ坂と観光では言われている場所と方向が違う方に、こんな案内板があります。
つまりであります、居留地から教会にオランダさんが通っていたからオランダ坂になったみたい。で、こちらが本当のオランダ坂か~
居留地も保存されています。
今は海星高校となっている場所は、イギリス領事館だったんですねえ。
坂の途中からは南山手の大浦天主堂やグラバー邸方面が見えます。
振り返ると、オランダ坂はなかなかの勾配。
下って石橋電停を横切り、みさき道はくねくねと続いています。といってもそれらしい案内標識はありませんけど。
途中に大庄屋さんだったというお屋敷がありましたが、そこの松は長い!これは同行したNさんも手入れに来ているそうです。
坂道をどんどん登り、二本松神社へ出ました。
続く