2013年5月3~5日 大崩山山系 ダキ山 国見山 鬼ノ目山 鉾岳
ダキ山は花山だった
ダキ山登山口~ダキ山西峰~ダキ山~国見山~鬼ノ目山~鉾岳~鹿川キャンプ場
歩行距離12.7km 行動時間9時間45分 標高差+1603m -1472m
ダキ山を知ったのは5年ぐらい前でしょうか。ご近所の山好きの方が、ダキ山に登ってきた とお話ししてくれました。「地元の方が大切にされていた山で、今までは登山者の侵入を許してなかったけど、登山道を整備して解放した」ということを教えてくれました。とっても気になっていたのですが、なかなか登るチャンスがありませんでした。
そのうちに、九州の山の南部編に掲載されたり、グリーンウォークの投稿に掲載されたりで、だんだん皆の知る山になってきたようです。先日は山友さんたちも登られていたようです。
さて、そのダキ山に登るべく、今回のスケジュールの真ん中に予定を入れました。できるなら縦走をしたかったので、時間をとれる中日がいいと思ったからです。
しかし、昨日の前菜の軽い山登りが、ガッツリの全身運動の激登りとなり、疲れが残っているのでねえ・・・ と、思っていましたが、五右衛門風呂のおかげか、起きた感じでは案外疲れがありませんでした。よかった~! でもこれは錯覚だったけどね。笑
さて~、6時30分にダキ山登山口より出発。
いきなりの急坂で始まります。
登りつらいところもありますが、なにせ昨日地蔵岳で強烈な登りの洗礼を受けているので、少々のことでは驚きません。
ゴルジュ状になった場所もなかなかの急坂。
二か所ほどこんな場所を通りました。
普通だったら 大変だ~! 怖いね~ と言う場所も多々ありますが、昨日の登りからしたら、整備されているし、手がかりも多いし・・・
淡々と登り続けます。
稜線近くになると、スズタケやブナが多くなってきました。
そして、アケボノ!
こうなると、写真タイムがだんだん多くなってきます。
アケボノ 曙 あけぼの・・・ アケボノの森です。
きれいだね~
ブナの新緑も負けていません。
これは ブナラ様。ブナとナラの木が完全に合体していて、見る所で全く別の木に見えます。
そこからすぐが西峰です。
よっちゃんは果敢に尾根越しに進みましたが、私たちは安全に巻道経由~ 今日はミツバツツジも負けていません。
そしてまもなく、ダキ山山頂。ここで夏みかんを食べたり、コーヒーを飲んだりで、ゆっくり過ごしました。
ダキ山の美しさにしばし浸っていました。それは山頂がと言うわけではなく、一帯が素晴らしいと思いました。
ダキ山を過ぎると、山は様相が少し変わってきました。相変わらずアケボノやミツバも豪華に咲いているのですが、スズタケが枯れ、荒涼とした場所が多くなってきたからです。それでもずっと花道。
国見山の分岐あたりで、本日初めての登山者に出会いました。5人ぐらいの延岡からきたという叔父様方は、なんと!国見山まで藪漕ぎできたというではありませんか。お~!マニアック!叔父様方と別れて国見山に向かう途中にはきれいなヒカゲツツジが咲いていました。
国見山付近はこれまたアケボノの森。
いやいや~ 素晴らしい。
縦走路に戻り歩いていると、オ~イ!と叫ぶ声。振り返ると大岩壁の上で叔父様方が手を振っていました。藪漕ぎ隊の叔父様方、あそこからどこに降りるのかなあ・・・ 見ただけで、ぶるっとするねえ。
さて~、ここからどうする?鬼ノ目杉?鉾岳?鬼ノ目山? するとよっちゃんは鬼ノ目ご希望・・・ 私も登ったことはないので、いいんだけどねえ・・・ 昨日の登りの疲れが徐々にボディーブローのように押し寄せてきています。標高差200mあまりの辛い登となりました。それに道もあまり楽しくないし、花も少ない。
そして山頂は・・・ 地味。
とうわけで、山頂にいた時間は一分。笑 名前にインパクトがあるだけにねぇ、落差が大きい。以前、鬼ノ目山は九州百名山に選ばれていましたが、今は鉾岳が選ばれています。それにはみんな納得。笑
お弁当を食べるべく場所を探すために下山しましたが、スズタケのトンネル。
かなり下ってからようやくお弁当タイム。いや~お腹がすいたのなんのって。
さらに下ると、ガラガラの石の川原のような場所に出ました。こんな上の方にこんな場所があるなんてねえ。
あまり草花はないところですが、ミツバコンロンソウが咲いていました。
林道に降りて、お次は鉾岳。突端からの景色は鹿川の谷に吸い込まれそう。
ここもアケボノがいっぱい咲いていました。
美しい岩の上の流れ。
鉾岳の岸壁にはクライマーが取りついていました。
ようやく林道に降り立ち振り返ると、鉾岳が青空にそびえていました。
今日も五右衛門風呂に入るべく、巻集めをしてお風呂炊きです。男性陣が車の回収に向かっている間に一人で火の番をしていました。すると昨日も私たちの後に入りに来たご家族の子どもさんが、「また添乗員さんがいる」と、私を指さします。う~ん、なんか勘違いしているなあ。添乗員さんがお風呂を沸かす係りとでも思っているのかな。いえいえ、私は添乗員ではありませんよ~。それにお風呂は自分で沸かすんだよ。沸かすのに一時間はかかるんだから。とはいえ、私の当番は食事の方だけどね。笑
そして今日も豪華にお食事です。テント泊でお金を浮かした分贅沢に食べようということで、いつもは食べないとろける牛肉&マーボーなす&しいたけ&管理人さんにいただいたタケノコ&山盛りサラダ&ビール&ワイン&コーヒー&炊き立てご飯で~す。
ちなみに今回の山行では1kgも痩せてはいません。食べ過ぎ~
本日のルート
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