2012年10月7日 尾鈴山
なかなかハードじゃありませんか
白滝登山口~白滝~矢筈岳~長崎尾~尾鈴山~尾鈴登山口~車デポ地
歩行距離13km 行動時間8時間 標高差+1336m -1146m
久しぶりの尾鈴山登山です。かれこれ~6年ぶり~。その時は反時計回りにこのコースを歩きました。今回は逆回りです。
昨日は尾鈴キャンプ場(クエントウキャンプ場)のバンガローに泊まりました。みんなでいれば怖くない!ですが、一人では泊まりたくないようなさびしい場所ですねえ・・・ ここは。
さて~ 尾鈴と言えば、若山牧水の歌が有名ですよね~
ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ 秋もかすみのたなびきており
43歳で永眠した若山牧水は尾鈴の北の宮崎県東郷町で生まれたそうです。たくさんの歌を残しており、旅とお酒を愛した歌人として有名みたいです。聞いたことがあると思う歌がありませんか?
幾山河こえさしゆかばさびしさの はてなむ国ぞ今日も旅ゆく
白鳥はかなしからずや空の青 海の青にも染まずただよふ
白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしずかに飲むべかりけり
さあさあ~ 牧水も愛した尾鈴山目指して出発!本日は白滝登山口から歩きだします。
軌道跡のきれいな道です。
この軌道跡は何を運んだのかなあと思って調べてみました。
尾鈴のトロッコ軌道は明治時代につくられた。今、その軌道跡は九州自然歩道になっている。
岩山を堀抜いてつくられたトンネルなど、あちこちに先人達の偉業が偲ばれる。
木材を満載にしたトロッコが、ガタガタと車輪を軋ませながら、目の前に現れそうな錯覚にとらわれる。
□沿革
明治42年:木軌道(九重頭~牧平)約4km開通。
大正 3年:湯の本まで延長。
大正13年:都農駅まで延長。その後、各作業所へ敷設。
最高海抜800m、総延長50km
昭和33年:撤去。
なんと、この軌道は都農駅まで通じてたんですねえ。すごい!
トンネルも昔を物語っています。
尾鈴と言えば瀑布群で有名ですが、遠くにチラホラ見えるものが多く、あまり迫力を感じられません。滝に降りる道もないようです。
とってもきれいな滝がたくさんあるようなのですが・・・
しかし、白滝へはそばまで行くことができます。前回大感動でしらばくボーッと見とれていた記憶がありますが、二回目の今回はどうかなあ・・・ と思いましたが、やっぱり大感動。
写真では伝わりませんが、75mの滝は水量も多く迫力があります。
もっともっと見ていたいのですが、先は長い。出発!微妙に傾いている橋を用心して渡ります。
そしていよいよ、急登の始まりです。ガンバ~!途中の展望台からは大きな白滝を眺めることができます。布を引いたような白滝。すごいなあ。
林道を横切り、ちょっとわかりにくくなった道をたどり稜線に出ました。左に少し登ると矢筈岳なので立ち寄ってみました。展望もあまりない山頂ですが、コウヤマキはいっぱいです。
ところどころ紅葉した木が現れ、きれいです。
今年の紅葉はどうかなあ。
長崎尾に到着。長崎と聞くとおのずと反応します。笑
途中でお弁当を食べて一休み。前回は春に来たのですが、その時はアケボノツツジ・シャクナゲ・ミツバツツジの競演に感激したものです。
尾鈴山の山頂は展望もなく、平坦な所です。
確か神社があったはず・・・ そうそうここでした。木に守られるようにして祠があります。
下山にかかると展望が開けます。この縦走路はあまり展望がないので、こういうところは貴重かも。
どんどんずんずん下ります。
下り飽きて、文句が出るころようやっと林道に降り立ちます。
本日のルート
グラフ
前回もそう思いましたが、この周回縦走路はけっこう疲れます。ガイドブックなどにはハーフの周回が紹介してあります。時間に余裕がない時は白滝を含む縦走はやめたほうがいいかもです。でも白滝はおすすめです。
そうそう尾鈴山の固有種であるキバナノツキヌキホトトギスは最後の一輪が待っていてくれました。
キバナホトトギスはたくさんありました。
下山後お別れしたhirokoパパさんとhirokoさんですが、SAでバッタリ。どうやら赤い糸で結ばれているようです。笑
みなさん、お疲れ様でした。
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歩行距離13km 行動時間8時間 標高差+1336m -1146m
久しぶりの尾鈴山登山です。かれこれ~6年ぶり~。その時は反時計回りにこのコースを歩きました。今回は逆回りです。
昨日は尾鈴キャンプ場(クエントウキャンプ場)のバンガローに泊まりました。みんなでいれば怖くない!ですが、一人では泊まりたくないようなさびしい場所ですねえ・・・ ここは。
さて~ 尾鈴と言えば、若山牧水の歌が有名ですよね~
ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ 秋もかすみのたなびきており
43歳で永眠した若山牧水は尾鈴の北の宮崎県東郷町で生まれたそうです。たくさんの歌を残しており、旅とお酒を愛した歌人として有名みたいです。聞いたことがあると思う歌がありませんか?
幾山河こえさしゆかばさびしさの はてなむ国ぞ今日も旅ゆく
白鳥はかなしからずや空の青 海の青にも染まずただよふ
白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしずかに飲むべかりけり
さあさあ~ 牧水も愛した尾鈴山目指して出発!本日は白滝登山口から歩きだします。
軌道跡のきれいな道です。
この軌道跡は何を運んだのかなあと思って調べてみました。
尾鈴のトロッコ軌道は明治時代につくられた。今、その軌道跡は九州自然歩道になっている。
岩山を堀抜いてつくられたトンネルなど、あちこちに先人達の偉業が偲ばれる。
木材を満載にしたトロッコが、ガタガタと車輪を軋ませながら、目の前に現れそうな錯覚にとらわれる。
□沿革
明治42年:木軌道(九重頭~牧平)約4km開通。
大正 3年:湯の本まで延長。
大正13年:都農駅まで延長。その後、各作業所へ敷設。
最高海抜800m、総延長50km
昭和33年:撤去。
なんと、この軌道は都農駅まで通じてたんですねえ。すごい!
トンネルも昔を物語っています。
尾鈴と言えば瀑布群で有名ですが、遠くにチラホラ見えるものが多く、あまり迫力を感じられません。滝に降りる道もないようです。
とってもきれいな滝がたくさんあるようなのですが・・・
しかし、白滝へはそばまで行くことができます。前回大感動でしらばくボーッと見とれていた記憶がありますが、二回目の今回はどうかなあ・・・ と思いましたが、やっぱり大感動。
写真では伝わりませんが、75mの滝は水量も多く迫力があります。
もっともっと見ていたいのですが、先は長い。出発!微妙に傾いている橋を用心して渡ります。
そしていよいよ、急登の始まりです。ガンバ~!途中の展望台からは大きな白滝を眺めることができます。布を引いたような白滝。すごいなあ。
林道を横切り、ちょっとわかりにくくなった道をたどり稜線に出ました。左に少し登ると矢筈岳なので立ち寄ってみました。展望もあまりない山頂ですが、コウヤマキはいっぱいです。
ところどころ紅葉した木が現れ、きれいです。
今年の紅葉はどうかなあ。
長崎尾に到着。長崎と聞くとおのずと反応します。笑
途中でお弁当を食べて一休み。前回は春に来たのですが、その時はアケボノツツジ・シャクナゲ・ミツバツツジの競演に感激したものです。
尾鈴山の山頂は展望もなく、平坦な所です。
確か神社があったはず・・・ そうそうここでした。木に守られるようにして祠があります。
下山にかかると展望が開けます。この縦走路はあまり展望がないので、こういうところは貴重かも。
どんどんずんずん下ります。
下り飽きて、文句が出るころようやっと林道に降り立ちます。
本日のルート
グラフ
前回もそう思いましたが、この周回縦走路はけっこう疲れます。ガイドブックなどにはハーフの周回が紹介してあります。時間に余裕がない時は白滝を含む縦走はやめたほうがいいかもです。でも白滝はおすすめです。
そうそう尾鈴山の固有種であるキバナノツキヌキホトトギスは最後の一輪が待っていてくれました。
キバナホトトギスはたくさんありました。
下山後お別れしたhirokoパパさんとhirokoさんですが、SAでバッタリ。どうやら赤い糸で結ばれているようです。笑
みなさん、お疲れ様でした。
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by yamanosoyokaze
| 2012-10-09 10:37
| 宮崎県の山