2012年8月18日 白岩山 水呑の頭

霧立の峰々で遊ぶ②
ごぼう畑~白岩山~水呑の頭~幻の滝
hirokoパパさん hirokoさん あだっちゃん 山馬鹿さん そよかぜ

昨日からやまめの里にお泊りの5人です。今日はお楽しみの、やまめの里のオーナーである秋本さんのガイド付き登山です。このガイドプランを申し込むのはこれが4度目。いつも感動いっぱいのガイドをしてもらって、本当に感謝しています。ただ歩くだけではわからない、歴史&地理&地学&生態系&謎&樹木&花などをたっぷり教えていただけます。霧立のことなら何でも秋本さんに聞けばOKです。さてさて、本日はどんなお話が聞けるかな~ 楽しみ!

大ご馳走の朝食をしっかりといただき、やまめの里の車に乗ってごぼう畑にに着きました。体操をして出発しようとしたころ、一台の車が・・・ おや? なんと! s・tarouさん いーさん 風来坊さんではありませんか。びっくり!そういえば、白岩は花盛りのころだし、キレンゲショウマも咲いているしね~

挨拶してお先に出発したのですが、私たちは数歩ごとに立ち止まり、秋山さんの説明を聞くのであっという間に追い越されました。笑 
 
さて~ お楽しみのお話はと言うと、何度も聞いているはずなのに毎回 へ~!! ほ~!! であります。
たとえば、ツクシテンナショウは雌花と雄花が年ごとに交代するとか、メバナに入った虫は出られず死ぬ・・・これが食虫植物の始まりとか。ブナの戦略やミズメの木の香りがサロンパスの匂いとか。サワグルミは下駄を作るのにもっとも適した木であるとか。キュウリバをもんで匂いを嗅いでみたり・・・ と足は前に進みません。倒れた木に一本一本についても様々なお話があり、道についても駄賃付け道であること、なぜ巻道ができたかなど・・・ 本当に、すごいねえ~

と、ようよう日肥峠までやってきました。この峠は地図では白岩峠となっているけど、元々日向の国と肥後の国の境目だったから日肥峠が本当だそうです。別名で杉越というのは杉が植えてあるからとか。
ここで、秋山さんの名調子で霧立駄賃付け唄を聞かせていただきました。合いの手はハイハイとハー、シッカリシッカリをしっかり入れます。笑
 おどま13から駄賃付けなろたよー ハイハイ
 馬の手綱で日を送るよー ハー シッカリシッカリ

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その後も白岩山に着くまでも様々なお話を聞きました。鹿の害のこと、鹿の食害にあった森がどういう風に痛んでいっているか、鹿の生態の変化など・・・ 岩についても一筋の横線が1000万年、と言われてもずっと昔としか分からない貧弱な脳で。笑 ブナハバチの異常発生によるブナの危機で、一度やられたブナが今若芽を出している様子など・・・ 山に起こっている深刻な問題も教えていただきました。

鹿の食害にあった森は下草もなく、寂しい。以前は今から行く、白岩の岩峰と同じで花の咲き乱れる道だったそうです。白岩の岩峰は現在はフェンスで囲ってあります。フェンスの内と外では大違い。写真でもよくわかります。手前が内側。
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このフェンスも以前はネットだったのですが、カモシカがネットにかかるのでフェンスにやり直したそうです。秋本さんたちの多大な努力により、霧立の植物は守られているんですね。
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白岩や霧立には固有種が多いのも特徴ですが、キリタチヤマザクラや様々な植物の違いを見極め、新種を発見した秋本さんの洞察力はすごいです。この薊も固有種でヘイケモリアザミ。今は花はありませんけどね。
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こちらはオニシバリの実。きれいですね。
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ツクシトウヒレンはまだつぼみでした。
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ここにはカラマツソウが三種類あって、イシヅチカラマツ、マイセンカラマツ、写真のシギンカラマツがあります。
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ハバヤマボクチはこれからですね。信州あたりにあるミヤマボクチの葉っぱはそばを打つ時のつなぎとして使うそうです。以上みんな受け売り。笑
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さて、白岩にはたくさんの花があるのですが、先を急ぐのでいつも見る花はパス。そして、たくさんの山友さんともここでさよならでした。
私たちは水呑の頭へと進みました。地図上で白岩山となっている所が水呑の頭です。地元の人は水飲み場があったとことからここを水呑の頭と呼んでいたそうで、国土地理院に修正をお願いしているそうです。
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さあさあ~ これからがお楽しみ。本日のメインディッシュである幻の滝へ向かいます。転げそうな急坂を下りて行きます。
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けっこう危険な個所もありました。
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滝に近づくととってもきれいな場所がありました。
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そしてそして、ついに降り立ちました。目の前にある幻の滝。落差75m。その美しい姿に感動です。
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この滝は2001年に秋本さんらによって発見されました。それまでは地形図にもない滝だったそうで、大雨の後、水の音だけが聞こえてくるので、きっとあるはずと苦労して探し出したのだそうです。この滝は不思議なことにマイナスイオンが普通の所は2~3万なのに10万個もあるとか。神秘的ですねえ。
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天然のミストシャワーを浴びながら、湧き水でコーヒーを淹れてもらい、まったりと1時間ぐらい過ごしました。滝の冷気で体が冷えて寒いくらいでした。
立ち去り難い雰囲気のある見事な滝。また来ることがあるだろうか・・・ さようなら。
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やまめの里のお迎えの車に乗り、恐ろしいほどのダートの道を延々と走り、やまめの養殖場見学に行きました。
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ここのやまめの美味しさは、この水だったんですね。
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やまめの里にもどり、本日も豪華な夕食。今日はヤマメのしゃぶしゃぶです。お腹いっぱいだあ~
本日見た貴重な花
ミヤマツチトリモチ 
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オオハナオオヤマサギソウ
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by yamanosoyokaze | 2012-08-20 19:10 | 宮崎県の山