2012年6月6日 鹿島城下~朝鍋宿

隠れた所に名所はある
鹿島城下~高町宿~稲佐神社~高町宿~六角宿~朝鍋宿
歩行距離25km 行動時間8時間
ぼん天棒さん hirokoパパさん hirokoさん ミーさん ミッセルさん そよかぜ

今回は鹿島城下から歩いて、朝鍋宿で以前歩いた小田宿からの長崎街道と合流します。これで、多良海道と長崎街道が繋がるはずです。この道は浜道とも呼ばれ、多良海道~浜道は長崎街道多良通と言われていました。ともあれ、この道も長崎街道として幕府が整備した道には違いないようです。

鹿島駅に行くとぼん天棒さんのネット友、プクちゃんのご主人様がおみかんの差し入れを持って出迎えてくれました。ありがとうございました。
さて、鹿島城下に8時40分ぐらいに集合した面々です。もちろん、前回街道歩きが終わった場所まで引返してスタートです。
この時計は有明海名物のムツゴロウが透かしてあるのですが・・・ わからんね・・・ 写真では。
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それにしても、同じ鹿島市でも浜宿にはたくさんあった案内板ですが、鹿島城下は長崎街道のなの字も、多良海道のたの字もありません。それどころか今回歩いた街道で街道の字を見たのは一カ所だけ。もう少し力をいれたらどうかなあ~ ですから、街道歩きは詳細な地図を持って歩かなければ、ここはどこ~? の世界にすぐに突入してしまいます。
しかし、街道を歩くとそれらしい建物はありますよ。特に造り酒屋さんはその雰囲気を色濃く残しています。
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そしてこの宿、諸国屋さんは伊能忠敬も泊まったという由緒のある宿です。もちろん建物は変わっていますが、宿としてその名前が残っているってすごいですよねえ。
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昔は殿様しか渡れなかったという殿橋から多良海道と別れ浜道へ進みます。「この辺りは雨が降ると膝まで没する悪路が続き、通行が非常に困難であった」と地元の道路板石敷設記念碑にかいてあるそうです。地図だけで見ると、塩田宿を通るより浜道を通った方が近く、実際一里(約4km)短いのですが、干潟が多いこの道はぬかるむと歩くのは困難だったのでしょうね。
城下を抜けると麦畑が広がります。
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いいねえ~ こんな風景。
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ここは塩田川の渡し場のあったところで古渡と言います。、徒渡しだったようです。この塩田川は満潮の勢いで6km先の塩田宿まで大型の船が入っていたそうです。
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花に囲まれた地蔵堂。なんだか懐かしい気持ちになりました。私が生まれ育った町にも地蔵様があって、通るたびにあいさつしていたものです。
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こちらはちょっといろっぽい観音様~
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この清水(しょうず)は山が迫っている場所にあり、貴重な水場だったそうです。
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深浦と言う場所は奥まで海が入って来ていた所だと思います。今は干拓されていて畑や田んぼが広がっていますが、街道は山の裾に沿って遠回りについています。現在の道を歩くとずいぶんショートカットなのですが・・・
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この深浦聖観音堂には素晴らしい観音様があるようです。
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残念ながら見ることはできませんでした。
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歩いていると、こんなものが・・・ 不気味~ これは養殖に輸入されて、逃げ出した大タニシの卵みたいです。いっぱ~いありましたよ。およよ~
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深浦天満宮にはこんなかわいい天満様。って菅原道真のことかなあ・・・
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こちらは国土地理院の一等水準点。測量の時の基準になるそうです。
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八天宮の道標には、西高島道 南竜王道 と書いてあるようです。
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この道標はよ~く見ると、右かしまみち と書いてあります。
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まだまだ先は長いけど、彦島神社でお弁当。お社の後ろだけポコンと丘になっていて不思議な感じです。
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賑やかにお弁当を済ませて、出発。すぐに室島の六地蔵が彦島神社の後ろの小山のがけ下にありました。今は金網で囲まれています。
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六地蔵は保存状態がいいようで、顔もはっきりとしていました。
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隣には放生池跡。枯れたことのない池だったといいますが、今は石碑しかありません。
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説明版には・・・
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こちらは同じ場所にある、石塔群。
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ここら辺には集中して遺跡があります。何かミステリー的なものを感じる場所でもありました。
ここを過ぎるとしばらくは麦畑の中の一本道を延々と歩くことになります。陰のない道は暑い!でも車がめったに通らないので、それだけが救いです。
このお地蔵さまは錦江のいぼ地蔵。患部と菩薩さんの同じところをさわると、霊験あらたかに治癒するそうです。本当は頭をなでなでするべきなのでしょうが、そこはとっくにあきらめの境地に達しておりますので、歩くならやっぱり足でしょう と足をなでなで。
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この地蔵さんの台座には「忍来屋路の岐に我として 往も還も思一子」と書いてあります。老いた旅路の分かれ道で、往きも帰りも思うことは、一粒種の子のことばかりである と詠んだものだそうです。ホロホロ・・・
またしばらく麦畑の中を進むと、高町宿の稲佐神社の大鳥居の所につきました。この大鳥居は二本の柱をつなぐ横石の貫は一本の石から切り出したもので、類例をみないそうです。素晴らしか~
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街道からははずれるのですが、伊能忠敬も参詣したという稲佐神社にも行ってみることにしました。しかし・・・ 大鳥居から稲佐神社までの参道が長い長い。1kmぐらいはあります。
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そして~ 自然の石を敷き詰めた道が始まりました。素敵です。
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肥前鳥居の堂々の姿。
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途中にある仁王さんの足跡。どこが足跡かはよくわからんやったけど。
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たぶんこの仁王さんの足跡かなあ。
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すごく雰囲気のある鐘楼です。
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本堂も素晴らしい。
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狛ちゃんもお馬さんも山門もね。
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まるで奈良か京都に行っているような雰囲気です。こんな所があったとはねえ。この稲佐神社は16坊もあったんだって。
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感動しながらゆっくりと鑑賞しました。が~、街道まではまたもや長い参道歩きで~す。さあまた元に戻り歩き続けます。街道は麦畑の中が多く、大きな機械で刈取り中。何百万もするんだろうねえ・・・ と・・・
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立ち寄った吉村天満宮は、嬉野茶の産地である不動山の茶祖、吉村新兵衛の逸話が残っていました。
新兵衛の祖先は有馬からきて、白石秀津で庄屋をしていた。新兵衛は三代目だったが、役人を切って逃げ、吉村の地に逃げ隠れた。その後新兵衛は嬉野の不動山で茶業を広め、藩主鍋島勝茂に殉死した。
吉村は新兵衛は姓として使った地だったんですね。
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ここの狛ちゃんはおしゃれ狛ちゃん。お花とトンボ?
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この辺りは、麦&レンコン&玉葱の産地で~す。
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ようよう六角宿にやってきました。ここは何度も火事に合い、往時の面影はありません。。近くを流れる六角川は船渡しで渡っていたようです。
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この川はすごく蛇行しています。それを三代藩主綱茂が湾曲した部分を閉じて、新しい川床を作り流れをかえたそうです。地図で見るとよくわかります。
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とじた川は古川として残っています。
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そして閉じた部分が八丁あったので、今の八町がうまれたのだそうです。
さあ、ここを過ぎるとゴールは近い。大黒様が笑っています。
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そして以前歩いた長崎街道へゴール。以前見たエビス様がお出迎え。
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今回のルート
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長崎街道では
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今回の街道歩きでは勉強になることが多々ありました。
郵便局は次場の跡ということ。
鹿島地方では干拓のことを、江戸時代初期は籠、それより古いのを揚田、江戸中期は搦、明治になり干拓と言うようになったこと。
塩田川は暴れ川で、「塩田川で人が流されないと、梅雨は明けぬ」と言われていたこと。
などなど・・・
さあ次回は6月27日(水)に鹿島宿~塩田宿~鳴瀬宿~焼米宿を歩きます。これでほぼ終わりかな。




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by yamanosoyokaze | 2012-06-07 21:59 | 長崎街道