2012年4月14日 田代宿~内野宿

長崎街道を歩く⑧ 冷水峠を越えて
田代宿~原田宿~山家宿~冷水峠~内野宿
マツさん ミーさん ISさん hirokoパパさん hirokoさん ぼん天棒さん そよかぜ
歩行距離26.5km 行動時間8時間

長崎街道は、長崎県・佐賀県・福岡県の三県にまたがっています。長崎県はすでに終わり、今は佐賀県と福岡県の県境に来ています。本日は福岡県に入ります。福岡県には、筑前六宿と呼ばれる 宿場が整備されていたようで、原田(はるだ)~山家(やまえ)~内野~飯塚~木屋瀬~黒崎となります。今回の目標は内野宿ではありますが、山家宿と内野宿の間には冷水峠という難所が待ち構えています。ここを今日越すか越さないかが一番のポイントとなります。峠で日が暮れては大変。遭難です。笑

さあ、前回の街道歩きが終わった八坂神社からスタート!田代宿の代官所跡などを見ながらしばらく歩くと追分石があります。左こくら・はかた 右ひこ山 と書いてあります。お~!!もう英彦山が出てきました。遠くに来たという実感が沸きますねえ。
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この立派な建物は酒造基峰鶴で、ちょっと見学させてもらいました。
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中にはこんなものが・・・ これは九州新幹線の全線開通を祝う式典に使われるはずだったけど、あの東日本大震災が起こり中止になり使われなったとか。ここにも震災の影響があったんですね。
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歩くと所々に長崎街道の石碑があります。新しいもののようですが、見かけると嬉しくなります。
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街道歩きをしていると、往時の面影を残す建物に時々出会います。それは行政の管理下に置かれている物もありますが、多くは私有の物。維持管理は大変だろうと思います。近い将来にそういう建物は壊されてしまうでしょう。そんな中補修中の建物に出合いました。
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さあ、街道歩きは続きます。なるべく忠実に街道を歩こうとすると、時にはとんでもないことになります。今回もそんなことが数度。この畦道をたどるのが街道なのですが、行く手には・・・ とても口では言えない・・・
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アクアフォーレという温泉施設のあるところを街道は通っていますが、その前の国道の道向こうに三っつの国境石があります。本来は険しい坂の道だったようですが、鉄道や国道で削り取られて現在は平坦なみちになり、面影は残っていません。国境石も別の場所にあったけど、現在の場所に移設されたそうです。
国境石にはそれぞれ、 従是西肥前国対州領 文化四丁卯五月建立   従東筑前国 文化四丁卯五月建立  従北筑前国  と書いてあります。この国境石に設置については、筑前と肥前の境にあった松が枯れたことで一悶着あったそうですよ。今は昔の話し。
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さて、次ポイントははレンガの赤い橋脚。しかし、見つかりません・・・ とっとこ歩いても歩いてもありません。
通り過ぎたということで、戻ることになりました。そして発見しましたねえ~
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街道の道案内なんてほとんどないので、こういうことが時々おこります。そして原田宿に入ってきました。きれいな街で、昔の街道の面影はあまりありませんが、案内板はいっぱいあります。
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とっても整備されています。この道の突き当りが筑紫神社です。
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神社に入ると上から降りてくるお人が・・・ 五十嵐さん! 原田宿を通るときには連絡してとおしゃってくださっていましたので昨日書き込んではいたのですが、来て下さるなんて!ありがとうございます。
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五十嵐さんの説明を受け、ここが筑紫の国の由来である神社だと知りました。筑紫とは九州を意味しており、ツクシタツナミソウ・ツクシコウモリ・ツクシシャクナゲetc 植物の名前でもツクシを冠している植物はたくさんありますが、その起源がここだったんですねえ。びっくり~ 石碑にもそのことが書いてありました。
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五十嵐さんは冷水峠を越えられるかわからない私たちのために、バスの時間を調べてくださいました。それに差し入れまで。ご親切に感謝いたします。お弁当を食べ、五十嵐さんとお別れして街道を進みます。
この今日の街道にも恵比須像が所々にありますが、ここのは線刻の物が多いようです。
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宝満川を渡ると目指す冷水峠のある山が見えてきました。
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山家宿は古いたたずまいが残っています。
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こちらはお茶屋(本陣)跡ですが、現在はグループホーム茶屋本陣。ユーモアに感謝~
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古の旅人は山家の宿で一泊して、一気に冷水峠を越えて行ったそうです。さあ私たちはどうするか・・・ 時間はまだ大丈夫そう。みな歩く気満々です。ではがんばろ~!
峠に向かう途中には細川家の陣屋跡があります。いまでも大なお屋敷です。
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本来の街道は国道や有料のバイパスに寸断されているし歩くのも危険なために迂回路がつくってあります。長崎街道と案内はありますが、本来の道ではないようです。
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この石は茶釜石と呼ばれているそうです。
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街道はどなたかの私設の道になりました。ありがたいことですねえ。
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国道の横に細々と続く街道です。
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麓の桜は終わってしまいましたが、ここ辺りはまだきれいでした。
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木賃宿や茶屋もあったという上西山茶屋原を過ぎると、ようやく冷水峠へのそれらしい道になりました。水冷峠には大正の初めまで三軒のお茶屋があったそうです。今は薄暗い林の中に群境石と大根地神社の鳥居があるばかり。
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ここから石畳の道の始まりです。以前は今通ってきた道も石畳だったそうですが、大根地神社の改修の時に邪魔になるからと取り払われたそうです。残念。
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しかしながら見る分にはいいけど、歩くと石畳はけっこう厄介です。
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途中には首なし地蔵堂があります。
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謂れが書いてありました。
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首のない地蔵は背の高い真ん中の二体。
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まだ石畳は続きます。
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石畳が終わる所は工事中でした。反対側から登ったら通行止めで冷水峠へは行けなかったようで、ラッキーでした。さて、またしても街道は寸断されわかり辛くなっています。ルート図のように歩くと、こんなことも。
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山を離れ、平らな場所に出てきました。内野宿はもうすぐです。旅人もほっとしたことでしょうねえ。
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内野宿はそれらしい雰囲気でいっぱいです。
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宿場図。
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タイムスリップしたような気持ちになります。
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町あげての取り組みが功を奏したのでしょう。
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静かな内野の駅で本日のゴール。
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難所と言われる冷水峠を越えてとうとうここまでやってきました。地図を見ると長崎からよく歩いたなあと思います。
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小倉がぐんと近くなってきました。ゴールはいつになるかなあ。
本日歩いた軌跡
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通った宿場 印のあるところが一日で歩いた間。
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by yamanosoyokaze | 2012-04-16 11:30 | 長崎街道