2012年2月29日 彼杵駅~武雄駅

長崎街道を歩く④ 県境を越えて 
彼杵駅~俵坂峠~嬉野宿~塩田道追分~渕の尾峠~塚崎(武雄)宿~武雄温泉駅
歩行距離28.5km 行動時間9時間
ISさん まつさん みーさん そよかぜ

先週は悪天候のために歩けなかったので、少々ムズムズしている面々です。今週も空模様は怪しいのですが、この日だけ晴れマークが点灯。やったね~!

街道歩きと言っても、水戸黄門御一行様が歩いたような場所はほとんどありません。街道は昔の国道なわけで、つまり生活道路だったのですから、そのまま利用され舗装されたところがほとんどです。時々土の道もありますが、それはごく一部。と言うわけで、足に優しい道ではありませんですよ~。クッションの効いたウォーキングシューズが一番です。

さて、今回は彼杵駅から歩きます。帰りのことを思うと、JRの駅のある所まで歩くのがベスト。ということで、武雄温泉駅まで歩こうと思っています。が、なかなか遠いよ。気合を入れてスタート!

昔はなかなかの水量だったという彼杵川にかかる一ノ瀬橋を渡り、気持ちの良い道を歩きます。向かう方向が俵坂峠。こういう道ができたおかげで、街道はあちこちで不鮮明になっています。
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途中に愛宕神社の鳥居がありますが・・・ お社はどこ? 立て看板を読むと虚空蔵山に上宮があるとか。なあるほど!鳥居の間、写真中央奥、高速道路の向こうに小さく虚空蔵山が見えていました。
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気持ちよく歩いていきましたが、道路は工事中で通行禁止。しかたがないから川の反対側に渡って巻いて進みました。けっこうこういう個所がありますねえ。そしてこの橋が二ノ瀬の橋です。昔は飛び石があったそうですが、渡るのは大変だったそうです。
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そこからしばらく歩くと、大楠で有名だった場所があります。今も楠はありますが、それは二代目。ここを歩いたシーボルトは「この村は一世紀以上前から巨大な楠で有名である。木は空洞・畳八枚の広さ」と書いているそうです。この大楠は明治時代に売られ、そのお金で大楠小学校ができたとか・・・ なんともねえ・・・
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こちらは珍しく自然の道の中にある、鳥越の一里塚。
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こんな風に書いてありました。
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そうなんですねえ。街道も道路の拡張や改修・区画整理・私有地化などで、消失・通行困難な個所も多いのですよ。こんな風に通していただけるなんてありがたいことです。昔の面影の残る山道です。
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俵坂峠を目指して登っていきます。国道34号線を何度も渡りながらなるべく昔の街道を歩こうとしますが、通行困難の場所も多々あります。そして、峠の籠立て場までやってきました。
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国道を挟んで向こう側に 領堺石 従是南大村領 の石碑があります。この石碑は本来は峠に佐賀領のものと一緒に立っていたそうですが、国道を作る際に不明になってしまったらしく、昭和33年に土の中から頭が欠けた状態で発見されたようです。
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さあ~ 峠を越えていよいよ佐賀領~!
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佐賀領側の堺石は大きいですねえ~
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嬉野宿に下ると、平野の渡しがあります、飛び石で渡ったとか。
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だんだんお腹もすいてきました。街道からは少しばかりはずれますが、轟の滝の公園がありますので、そこで昼食をとることにしました。お手洗いがある場所は大事です。街道筋にはほどんどそういう場所がありませんから。公園はきれいですよ。
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大きな滝を見ながらお弁当。
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斉藤茂吉の句碑もあります。
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元にもどり、街道を歩きます。嬉野といえば温泉。長崎から高速だと1時間もかからないくらい近いのに、なぜか男性は泊りがけで飲み会に出かける場所であります。(心のつぶやき 馬鹿たれども!) まあ私の知識と言えば、温泉&お茶の産地ぐらいでしょうか。ところがです、街道歩きをしてみると、一歩は入った街はステキ。豊かな水とともに暮らしている人々の様子がうかがいしれます。
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温泉街の方に入っていくと、様々な遺構があります。ここは西構口跡。温泉街を挟んで東と西構口があり、いざと言う時は取り締まっていたようです。
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こちらは豊玉姫神社。美肌の姫様で乙姫様だったって。豊玉姫が竜宮の乙姫様とはしらんかったねえ。
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こちらはシーボルトの足湯。シーボルトもこの地で温泉を楽しんだようです。
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こちらは番号石で百十九と書いてあります。あちこちにあったらしく境の目印だったようです。
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佐賀県に入ると、長崎街道の案内はぐっと減って、気を付けないと見落としそうになります。
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でも、さすが焼き物の県だけあって、こんな陶板が埋め込んだりしてあります。
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温泉街を抜けて行くと大きな門のある明元寺がありますが、この門は上使屋の門が移築されてものだそうです。
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ここで長崎街道は大きく分かれます。右は塩田道、左が塚原道です。塩田道が使われていたましが、六角川のたびたびの氾濫で新たに塚原(武雄)を通る道が出来たとか。
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追分石を見ながら国道沿いや、面白みの少ない道を淡々と歩きます。慰めは遠くに見え隠れする武雄のランドマーク御船山と雪をかぶった天山。まだまた近そうで遠い・・・ ようやく貴船神社までやってきました。ここで小休止。ここは由緒のある神社のようです。京都の貴船神社の分社かな。天井絵などがあります。
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ここからまだまだ国道をジグザグに渡り、そして山道に突入。ここも私有地のようですが、通っていいようにしてありました。ありがたいことです。
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久しぶりに歩く土の道です。
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渕の尾峠から下りますが、街道は渕の尾水源地に水没しています。車道を歩き下ってしまうと湯の谷石橋がありました。
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お~!御船山がこんなに近くになりました。
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ここの街並みはどこか懐かしくなるような感じがしました。
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温泉街に行くと、アチコチに案内板があります。途中の街道にももう少しあったらいいのになあ。
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そして竜宮城のような武雄温泉にゴール!
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温泉よりも何よりも、お腹がすいてここでお食事。そして武雄温泉駅へ向かいました。
列車に乗り、乗り換えながら長崎へ帰りました、とっぷり暮れた町の光を見るとトロトロと瞼が重くなるのでした。
さあ今度はどこまで歩けるかなあ。

本日のルート
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小倉はまだ遠い
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by yamanosoyokaze | 2012-03-01 11:57 | 長崎街道