58回 88座 2010年5月21~22日 二上山 岩橋山 大和葛城山 金剛山
関西の山旅② ダイヤモンドトレールを歩く 葛城山編
21日
朝霧駅=天王寺=あべの橋=當麻(たいま)寺駅~當麻寺~二上山鞍部~雄岳往復~鞍部~雌岳~岩橋山~葛城(かつらぎ)山 葛城ロッジ泊
歩行距離 16.5km 標高差+1700m -810m 行動時間8時間
Tさん Sさん hirokoさん そよかぜ
本日から二日間、今回のメインイベント金剛山系を歩きます。金剛=ダイヤモンドということで、ここにはダイヤモンドトレールと呼ばれる登山道があります。以下説明文。
ダイヤモンドトレールは、1970年に大阪府によって整備された自然歩道である。
屯鶴峯 - 二上山 - 大和葛城山 - 金剛山 - 岩湧山 - 槇尾山とつながる全長約50kmに及ぶ。大阪・奈良・和歌山県境きっての山を経由する、六甲縦走、比良縦走とならぶ関西地方を代表する縦走路となっている。通称ダイトレ。健脚者の中には一日で走り抜ける者もあるが、交通の便が比較的よくエスケープルートも多いため通常はコースを分割することが多い。
通称ダイトレは近頃流行のトレイルランに使われています。私たちは二上山~葛城山~金剛山~久留野峠を歩きましたが、危険箇所は一箇所もありません。道幅も広く整備されていて走るのにはバッチリの道でした。
現在、屯鶴峯~二上山が車道歩きになっているそうで、私たちはそれを避けて當麻寺から出発することになりました。
早朝、お世話になったTさん宅を出発して朝霧駅に向かいました。朝霧に包まれる朝霧駅。
朝霧駅の横にあるこの大きな歩道橋・・・ 花火大会の後でこの橋でラッシュになり死者が出た・・・ 記憶にある事件はこの歩道橋で起こったそうです・・・
さあて、二日間Tさんの山友のSさんも参加してくれることになりました。Sさんと合流し、何度か電車を乗り継いで當麻寺駅にやってきました。
今回のルート
當麻寺までの道も雰囲気があります。
當麻寺の山門は立派で、仁王様が仁王立ち。
當麻寺なんて存在すら知らなかったのですが、とっても由緒のあるお寺で重要文化財も多いそうです。
こちらは東の塔で国宝です。普通は塔の上は九輪だそうですが、ここは八輪。
また中将姫は一夜で織り上げた曼荼羅もあるそうです。
ぼたん寺とも呼ばれあちこちにぼたんがありますが、もう終わりかけでした。
當麻寺をでてまずは二上山の鞍部の馬の背を目指しました。歩く道からは二上山が見えており、右が雄岳、左が雌岳で、その中間の低い所が馬の背です。
しばらく行くと、左甚五郎作といわれる傘堂があります。ゲゲゲの鬼太郎に出てきそうな気もしますが・・・
途中にあった花。オオイヌノフグリにそっくりの花ですが、高山で見たミヤマクワガタにも似ています。オオカワヂシャみたい。
ここら辺に咲くのは最初からピンクのタニウツギ。九州には自生してないそうで、華やかな感じがします。
あるところで、hirokoさんの目がきらりと光りました。なんとヘラブナの釣堀。ちょうど釣り上げていましたが、大きいそうです。道具が高そうとか、こちらは管理されていて釣るのは有料、九州は好きに釣れる所が多いとか・・・ hirokoさんは生き生きと話されていました。そうなんだ~ 何も知らなかったなあ・・・
奈良は古の都のあった所、そこかしこにゆかしい風情が漂います。
馬の背まではちょっときつい登り。小さな川がすぐ側をチョロチョロと流れていきます。
細いシライトソウがひっそりと咲いていました。
馬の背から雄岳に往復しました。ここは葛城神社が祀ってあります。でもそれよりも目を引くのがこれ。
宮内庁管轄で大津皇子のお墓です。奥がこんもりと盛られて古墳となっています。
馬の背まで戻り、雌岳には一登り。山頂には何故か日時計がありました。11時を指しています。
ここからははるかかなたに葛城山がのぞめます。見て嬉しかったかどうだか・・・ まだ遠いねえ。
いったんダ~ッと竹の内峠の車道まで降りて、昼食。お昼ですが、地図を見るとこれからが長い・・・ 歩くしかない・・・ ダイトレの標識は上から見るとダイヤモンドの形になっています。
途中で見かけたカンアオイ。なにカンアオイかは不明~
葉っぱは~
しかしまあこのダイトレの道は良く整備されていて、走るにはバッチリ。危険な所はありません。ダイトレの案内板に書いてあるのは・・・
ですよ~ 残された大自然を保護しつつ、自然に親しむ と書いてあります。です・・・が・・・ 道はこんな。
アップダウンアップダウンを何度も何度も繰り返しますが、ずっとこれ。
尾根道の縦走路で、杉と桧の植林でよく手入れされていますが、自然に親しむとは言いがたいですねえ・・・ 展望もなし。チゴユリだけが慰めてくれます。
ひたすらひたすら歩き、葛城山に到着しました。ここにはロープウェーが通じており、お店も自販機も宿泊施設もあります。汗ダラダラできつい丸太の階段のアップダウンを繰り返してきたので、自販機で買ったお茶が冷たくて美味しいこと美味しいこと。一気飲み~
さあ山頂です。立派な標識です。
ここからは奈良盆地の方も見えますが、かすんでいます。
大和三山の 香具山 (かぐやま) 畝傍山 (うねびやま) 耳成山 (みみなしやま)も見えているようです。
それにしてもたくさんの人です。なあぜか~ それはこれ!このためです。
萌えるようなヤマツツジの群生。九州のミヤマキリシマのピンクとはちょっとちがいますねえ。
山が火事になったと間違えた という話もあります。確かにわずかに残った自然林の中にもヤマツツジは多かったですが・・・ ある文献では長年の植栽が実りとあり、またある文献では自然のものともあります。たぶんほとんどは自然のものだと思いますが、幼木を育成しているような所もありますので、どちらも本当かな。大群落の中でゆったりと過ごしました。お泊りの強み~
すかして見るとまたきれい。
今宵の宿~
そして今夜のご飯は山芋鍋。どうして食べるのかなあ・・・ ラーメンもあるし・・・
なんと予想に反してこうやって食べるので~す。
今日もたっぷり汗をかきましたので、気持ちよく入浴~ そしてアライグマラスカルになりました~ で、明日も気持ちよく歩けま~す。
ではおやすみなさ~い。
21日
朝霧駅=天王寺=あべの橋=當麻(たいま)寺駅~當麻寺~二上山鞍部~雄岳往復~鞍部~雌岳~岩橋山~葛城(かつらぎ)山 葛城ロッジ泊
歩行距離 16.5km 標高差+1700m -810m 行動時間8時間
Tさん Sさん hirokoさん そよかぜ
本日から二日間、今回のメインイベント金剛山系を歩きます。金剛=ダイヤモンドということで、ここにはダイヤモンドトレールと呼ばれる登山道があります。以下説明文。
ダイヤモンドトレールは、1970年に大阪府によって整備された自然歩道である。
屯鶴峯 - 二上山 - 大和葛城山 - 金剛山 - 岩湧山 - 槇尾山とつながる全長約50kmに及ぶ。大阪・奈良・和歌山県境きっての山を経由する、六甲縦走、比良縦走とならぶ関西地方を代表する縦走路となっている。通称ダイトレ。健脚者の中には一日で走り抜ける者もあるが、交通の便が比較的よくエスケープルートも多いため通常はコースを分割することが多い。
通称ダイトレは近頃流行のトレイルランに使われています。私たちは二上山~葛城山~金剛山~久留野峠を歩きましたが、危険箇所は一箇所もありません。道幅も広く整備されていて走るのにはバッチリの道でした。
現在、屯鶴峯~二上山が車道歩きになっているそうで、私たちはそれを避けて當麻寺から出発することになりました。
早朝、お世話になったTさん宅を出発して朝霧駅に向かいました。朝霧に包まれる朝霧駅。
朝霧駅の横にあるこの大きな歩道橋・・・ 花火大会の後でこの橋でラッシュになり死者が出た・・・ 記憶にある事件はこの歩道橋で起こったそうです・・・
さあて、二日間Tさんの山友のSさんも参加してくれることになりました。Sさんと合流し、何度か電車を乗り継いで當麻寺駅にやってきました。
今回のルート
當麻寺までの道も雰囲気があります。
當麻寺の山門は立派で、仁王様が仁王立ち。
當麻寺なんて存在すら知らなかったのですが、とっても由緒のあるお寺で重要文化財も多いそうです。
こちらは東の塔で国宝です。普通は塔の上は九輪だそうですが、ここは八輪。
また中将姫は一夜で織り上げた曼荼羅もあるそうです。
ぼたん寺とも呼ばれあちこちにぼたんがありますが、もう終わりかけでした。
當麻寺をでてまずは二上山の鞍部の馬の背を目指しました。歩く道からは二上山が見えており、右が雄岳、左が雌岳で、その中間の低い所が馬の背です。
しばらく行くと、左甚五郎作といわれる傘堂があります。ゲゲゲの鬼太郎に出てきそうな気もしますが・・・
途中にあった花。オオイヌノフグリにそっくりの花ですが、高山で見たミヤマクワガタにも似ています。オオカワヂシャみたい。
ここら辺に咲くのは最初からピンクのタニウツギ。九州には自生してないそうで、華やかな感じがします。
あるところで、hirokoさんの目がきらりと光りました。なんとヘラブナの釣堀。ちょうど釣り上げていましたが、大きいそうです。道具が高そうとか、こちらは管理されていて釣るのは有料、九州は好きに釣れる所が多いとか・・・ hirokoさんは生き生きと話されていました。そうなんだ~ 何も知らなかったなあ・・・
奈良は古の都のあった所、そこかしこにゆかしい風情が漂います。
馬の背まではちょっときつい登り。小さな川がすぐ側をチョロチョロと流れていきます。
細いシライトソウがひっそりと咲いていました。
馬の背から雄岳に往復しました。ここは葛城神社が祀ってあります。でもそれよりも目を引くのがこれ。
宮内庁管轄で大津皇子のお墓です。奥がこんもりと盛られて古墳となっています。
馬の背まで戻り、雌岳には一登り。山頂には何故か日時計がありました。11時を指しています。
ここからははるかかなたに葛城山がのぞめます。見て嬉しかったかどうだか・・・ まだ遠いねえ。
いったんダ~ッと竹の内峠の車道まで降りて、昼食。お昼ですが、地図を見るとこれからが長い・・・ 歩くしかない・・・ ダイトレの標識は上から見るとダイヤモンドの形になっています。
途中で見かけたカンアオイ。なにカンアオイかは不明~
葉っぱは~
しかしまあこのダイトレの道は良く整備されていて、走るにはバッチリ。危険な所はありません。ダイトレの案内板に書いてあるのは・・・
ですよ~ 残された大自然を保護しつつ、自然に親しむ と書いてあります。です・・・が・・・ 道はこんな。
アップダウンアップダウンを何度も何度も繰り返しますが、ずっとこれ。
尾根道の縦走路で、杉と桧の植林でよく手入れされていますが、自然に親しむとは言いがたいですねえ・・・ 展望もなし。チゴユリだけが慰めてくれます。
ひたすらひたすら歩き、葛城山に到着しました。ここにはロープウェーが通じており、お店も自販機も宿泊施設もあります。汗ダラダラできつい丸太の階段のアップダウンを繰り返してきたので、自販機で買ったお茶が冷たくて美味しいこと美味しいこと。一気飲み~
さあ山頂です。立派な標識です。
ここからは奈良盆地の方も見えますが、かすんでいます。
大和三山の 香具山 (かぐやま) 畝傍山 (うねびやま) 耳成山 (みみなしやま)も見えているようです。
それにしてもたくさんの人です。なあぜか~ それはこれ!このためです。
萌えるようなヤマツツジの群生。九州のミヤマキリシマのピンクとはちょっとちがいますねえ。
山が火事になったと間違えた という話もあります。確かにわずかに残った自然林の中にもヤマツツジは多かったですが・・・ ある文献では長年の植栽が実りとあり、またある文献では自然のものともあります。たぶんほとんどは自然のものだと思いますが、幼木を育成しているような所もありますので、どちらも本当かな。大群落の中でゆったりと過ごしました。お泊りの強み~
すかして見るとまたきれい。
今宵の宿~
そして今夜のご飯は山芋鍋。どうして食べるのかなあ・・・ ラーメンもあるし・・・
なんと予想に反してこうやって食べるので~す。
今日もたっぷり汗をかきましたので、気持ちよく入浴~ そしてアライグマラスカルになりました~ で、明日も気持ちよく歩けま~す。
ではおやすみなさ~い。
by yamanosoyokaze
| 2010-05-24 10:56
| 関西の山