33回 52座 2009年3月20~22日 九州山地縦走

テント泊縦走 熊本県 
馬子岳1150m 目丸山1341.3m 京ノ丈山1472.5m 平家山1496.3m 国見岳1738.8m


3月20日 行動時間7時間30分
長崎5時発=西内谷9:50~一般道分岐10:50~馬子岳12:20 12:45(昼食)~目丸分岐14:27 14
:35~目丸山14:53 15:03~1375手前 17:20 テント泊
3月21日 行動時間9時間
幕営地7:00~柏川分岐7:40~京ノ丈8:30 8:45~ワナバ分岐9:18~ 平家山11:50 12:05~ブナ林(昼食)12:30 13:00~広河原分岐 14:54~国見岳15:30 15:50~力水16:00 テント泊
3月22日 行動時間4時間
力水8:30~杉ノ木谷登山口10:25~西内谷12:30=雁俣温泉13:30(食事 温泉)15:00(風呂)=長崎18:30着

メンバー 仙人さん 山馬鹿さん そよかぜ

以前から「この縦走をテント泊でやってみたい」と山馬鹿さんが言っていました。その計画を聞いたとき、それは素晴しい縦走だろうけど、ロングルート&藪&テント泊での荷物&水場無しを考えると無理! 「いってらっしゃ~い」と軽く受け流していたのですが、気がつくと何故か大きな荷物を背負っていたのでした。015.gif 

1日目 3月20日 行動時間7時間30分
長崎5時発=西内谷9:50~一般道分岐10:50~馬子岳12:20 12:45(昼食)~目丸分岐14:27 14:35~目丸山14:53 15:03~1375手前 17:20 テント泊
決行の日のお天気は3日目が怪しい。行ける所までということで、早朝に長崎を出発。食料を入れてない時点で荷物は13kgを越えていました。食料を入れたら更に・・・これはやばいでしょう。歩けるのかいな?025.gif でも、男性二人はもっと重い荷物。足を引っ張らないようにがんばりまっす!017.gif

西内谷からはいきなりの馬子岳へのマイナールート。案内標識も見え隠れ。
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標高差600mの急登ではありませんか。おまけに地味なテープ目印が所々ありますが、土石、倒木で注意深く歩かなければ道を見失います。尾根まで出ると、左の一般ルートと右の直登ルートと書かれた看板があります。
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一般ルートがどれくらい巻いているのか分からないので、迷うことなく直登ルートを選択。

しか~し、このルートはかなり危険。テープ目印はありますが、それに従っても崖登りを強いられる所もあります。目印があちこちついているので、どれに従ったら一番よいのか不明です。一般的にはお薦めではありません。恐くなさそうに見えますが、本当はかなりの登り。
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私たちも目印通りに歩いたつもりですが、崖下に出て、崖を登る ことになりました。まず仙人さんが試しに登ってみるということで崖上に行くと、他方向からの目印があったということで「おいで~!」。ムムム・・・ これはかなり危険。荷物は重いしね。途中まで登ったら次の一手に手が届かない。でも降りるのはもっと危険。こんな時は「火事場の○○力」で、マジックハンド!手が伸びた?仙人さん曰く、「良く手が届いたね。私もいっぱいいっぱいだったよ。ロープを出さんばやろうねと思ったよ」。そう・・・ 自分でもどうやって突破したかわからないもんね。005.gif 3人無事に崖を登りきり、やっと馬子岳に到着。この時点で3人ともヘロヘロ。
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昼食後、歩き始めましたが、この後の歩きは他の人が見たら笑いが出そうなくらいのゆっくり歩き。結局この登りでの筋肉疲労は3日間持ち越しで、ヘロヘロ隊になりました。3人ともそうだったからお互いに許せる~041.gif

痩せ尾根のステキな稜線歩き。いい所ですが、一般道ではありませんので倒木などもあり、大荷物でくぐったりまたいだりは大変です。目丸山に近づくと青石からの一般登山道と合流します。
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カタクリの時期なら賑わう山頂も誰もいません。
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私たちは行ける所まで行ってテント泊なので、縦走開始。目丸山から京ノ丈山まではさらにマニアックルート。なだらかな道をしばらく行くと、急下り。下りになると「こんなに下らんでもいいとに」と何度つぶやいたことか。
古いテープが所々にあるものの、道は判然とせず注意深く歩かなければなりません。これは道?と思うようなスズタケに覆われた箇所、倒木の連続の箇所ありで、一般の人には不向きです。私たちはザックが大きく、くぐったり、乗り越えたり、掻き分けたりは大変でした。所々、きれいな感じの良い場所がありホッとしますが、今日は5時まで歩くということで先に進みました。

そろそろテントを張る場所を見つけなければなりませんが、そういう時に限ってない!スズタケに覆われていたり、痩せ尾根だったり・・・ やっとどうにか設営できる場所を見つけ、整地してテントを張りました。

今夜のメニューはかしわご飯&秋刀魚の缶詰。水は貴重なので大切に使いました。男性は不自由な体をしていますので、こんな時もお湯割りの焼酎は欠かせないようです・・・ 

外に出ると、以外に近くに熊本の町の明かりが見えました。空は満天の星。明日もきっといいお天気でしょう。テントに入るともう寝るしかありません。昼間とは打って変わり、ゴーゴーとすごい音をたてて風が吹いていますが、テントの場所が良かったのでしょう、テントはそよともせず快適でした。

2日目 3月21日 行動時間9時間
幕営地7:00~柏川分岐7:40~京ノ丈8:30 8:45~ワナバ分岐9:18~平家山11:50 12:05~ブナ林(昼食)12:30 13:00~広河原分岐14:54~国見岳15:30 15:50~力水16:00 テント泊 
タップリ眠った朝。空は青く快晴。
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仙人さんがオリジナルブランドのモーニングコーヒーを淹れてくれました。これがおいしい!今日の朝ごはんはパンと野菜スープ。

さあて、足の調子はいかがなものか。その答えはすぐに判明。ヘロヘロだあ~。登りになるととたんにスピードがおちます。突入した藪の足元にはカタクリの葉がちゃんと準備中でした。

今回で2度目の京ノ丈の山頂からは雲仙も遠くに見えていました。
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ここからも今日の幕営地である国見岳までは遠い!でも、そこにしか水がないのでなにがなんでも行かねばならぬ~。今日はお天気で気温も高く、水を飲みたくてしかたがありません。でも、みんな残りを考えてチビ飲み。

休憩時にザックの底に大事に持ち運んでいたハッサクをみんなで食べました。これはとってもおいしかった~!クエン酸の力で足が軽くなったような気がしましたが、それは錯覚だった~008.gif

山馬鹿さんの記憶によると、京ノ丈山~平家山間は倒木が多く、スズタケも濃く大変だったとか。でも、今回は良く整備されており、比較的歩きやすい道でした。ただし、昨日ほどじゃあないけどアップダウンはあります。平家山は展望無しのスズタケに囲まれた渋い山頂でした。
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少し進んだ所で昼食にしましたが、そこはとてもステキな所でした。うっとり・・・016.gif 
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としていた昼食までは!昼食はお蕎麦。
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でも、水は残り少ない。貴重な水600ccを提供してお蕎麦をゆでましたが、水は当然足りずのびた皿うどんの麺状態。汁はないのでそれにうどんスープ一袋をかけて食べましたが・・・ とても食べられたものじゃあない・・・ 更にのどが渇きそう。お蕎麦に「水を帰せ!」と言いたい。ザックから残りのパンを取り出し、分け合って食べてお腹をごまかしました。水はそれぞれ500ccぐらいしか残っていません。007.gif

平家山から先は道はハッキリしていますが、倒木が多く疲れた身にはこたえます。でも、割りに平坦で歩きやすい道です。国見岳への最後の登りは重い足を引きずりながらの辛い歩きでした。でも、マンサクの花に彩られ美しい山頂です。広河原の登山道が壊れてから国見には登っていませんので、10数年ぶりかな。
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山頂で今回の山行で唯一の登山者と出会いました。単独で樅木から登ってきたそうですが、15:30単独。これから戻るそうですが、ちょっと心配になりました。

展望は良好ですが、、どれがどれだか特定できない山も多い。この時すでに空は雲で覆われていました。雨は予報よりも早いかもしれない・・・ 山馬鹿さんが携帯で天気予報を見ると、明日の朝は90%の確率で雨。これは明日下山だね。まあとにかく、力水まで行ってテントを張ろう。水が出てなかったら、即下山。

力水は力なく水が出ていました。でも、それでも十分。みんな冷たい水をゴクゴク飲みました。しかし、後でお鍋に汲んで見ると浮遊物が一杯。う~ん・・・ 沸かせば大丈夫だあ~!! 誰もお腹はこわれなかったしね。可愛そうな男性は、テントより何よりガソリンを補充しなければ動けない模様。不便な体だねえ。

今日のメニューは、炊き立てのご飯・マーボー春雨・焼き鳥・佃煮・お味噌汁。水があるということはなんてありがたいことでしょう。お茶・コーヒーも何倍も飲める。

6時30分には就寝。でもすぐにポツポツと雨が落ち始めました057.gif。風はすごい音をたてて吹き渡っています。昨日もそうでしたが、昼間は無風でも夜の山は恐ろしいくらいの風が吹くようです。ゴゥ~と唸りを立てて吹き荒れています。雨脚もだんだん強くなりました。横になるとすさまじい風の音と獣の気配・・・ 心細いけど、隣に人がいることのありがたさ・・・

これは夢か幻か・・・ 顔にしぶきがかかるよう・・・ これは気のせい・・・ ではなかった!11時ごろ、ガバッと起き上がった仙人さんがテントの床を点検すると、水が浸入してきています。大変!仙人さんは大急ぎでレインウェアを着込み、フライを張りなおしに外に出ました。山馬鹿さんと私はタオルで水をふき取ります。洗面器をひっくり返したくらい水が入ってきていました。

一段落すると、3人はまたもや能天気に夢の世界へ・・・ 見えないっていいことかも・・・ 外は大荒れの様相。

3日目 3月22日 行動時間4時間
力水8:30~杉ノ木谷登山口10:25~西内谷12:30=雁俣温泉13:30(食事 温泉)15:00=長崎18:30着
朝がやってきました。でもしかし、風雨は納まりません。みんな朝のお勤めに行きたくても行けない・・・ 我慢我慢・・・ テント内はマット以外のところは坐れない状態。掃除しながら時を待ちました。

天の恵みか一瞬雨がやみました。それ~!!何をしたかはご想像にお任せします。

モーニングコーヒーを優雅にテントマットの上で飲み、梅しそスパゲッティ&スープを食べました。外は風は弱くなりましたが、雨脚は相変わらずです。止みそうにないので意を決して撤収。

雨の降り続く中下山となりました。10数年前の記憶を頼りに歩き続けました。広河原の林道が壊れているためか、こちらから登る人はあまりいないようで、以前と比べると荒れた感じになっていました。途中の放置林道の崩壊箇所を渡りきった所。左側に道がつけてあります。
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林道に降り立ち、2時間の林道歩き。これは辛いね。ガスが時々晴れて幻想的。
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林道の桜も昨日の暖かさで一気に咲きだしたようで、とってもきれいです。
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やがて懐かしい車が見えてきました。やれやれ~ 温泉で食事&入浴。もうさっぱりしましたよ。

今回も男性お二人にはお世話になりました。重い荷物を背負ってくれてありがとう。
でも、みな同じようにヘロヘロだったので、ちょっと安心した私でした。
この続きはまたいつか~ね。
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by yamanosoyokaze | 2009-03-23 11:22 | 熊本県の山